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Webライター必見! Webライティング経歴の書き方やアピールの仕方を解説
Webライターになるには特別な資格は必要なく、日本語ができれば比較的簡単に始めることができるため、フリーランスの仕事の中でも非常に人気があります。そこで、Webライターになりたいと考えている方々が案件を獲得するための、Webライティング経歴の書き方やアピールの仕方などについて解説します。
Webライターの経歴書に盛り込みたい内容とは?
Webライターの経歴書に盛り込みたい内容としては以下が挙げられます。
これまでに経験したライティング業務
Webライターの経歴書に盛り込みたい内容のひとつに、これまで行ってきたライティング業務が挙げられます。Webライターと一言に言っても得手不得手な分野やジャンルがあり、経験値や経験年数も人によって異なります。
そういったことから、これまでに経験してきたライティング業務をできるだけ分かりやすく説明し「Webライターとして自分に何ができるのか」といった内容を盛り込みます。
執筆可能な分野を掲載するとなお良い
執筆可能な分野や得意分野を掲載しておくと、先方のディレクターがライターアサインを検討する際に参考となります。広く浅く「何でも書けます!」というWebライターよりも、ある程度深い知識を持った専門性のあるWebライターの方が好まれる傾向にあるため、執筆可能な分野や得意分野を掲載しておくと、優遇される可能性が高まります。
可視化された実績
可視化された実績を盛り込むことができれば、信憑性の高い情報としてWebライターの経歴を示すうえで非常に有効です。過去に自分が執筆した記事コンテンツやその本数、書籍であれば発行部数など、成果をイメージできる事例を書くと効果的です。
また自分が記事を執筆したことにより、
- これまでより多くのPV数(ページビュー数)獲得に成功した
- 検索順位が上がりCV(コンバージョン)アップに貢献できた
など、アクセス解析を利用することで可視化できるデータも合わせて提示できれば、さらに信憑性は高まります。
成果を出すために行った工夫
例えばSEO Webライターとして活動しているのであれば、業務における使命は「Webサイトの検索順位を上げること」です。「成果を出すために行った工夫」では、業務における使命を全うするために、どのような工夫を行っていたかを示していきます。
例えば、以下のように順を追って説明できると分かりやすく伝えられます。
- 成果の出ないWebサイトからCVを発生させるため、まずは検索順位を上げることを考えました
- 検索順位を上げるにはPVをより多く獲得し、ユーザーに来訪されるWebサイトにしなくてはならないと考えました
- 多くのユーザーに来訪されるWebサイトにするには、読まれる記事コンテンツにしなくてはならないと考えました
- そこでわたくしはユーザーに読まれる記事コンテンツにするため、社員の日常ブログからナレッジブログに方向転換し、私的見解も交えながら読まれる記事コンテンツになるように工夫を重ねていきました
- 結果PV数が徐々にアップしていきCVも発生するようになりました
このように、それまで行ってきた工夫を分かりやすく説明できると非常に効果的です。
Webライターとしてのアピールポイントを書く
Webライターとして、クライアントの仕事内容と親和性があるアピールポイントを書くことで、自分の強みがクライアントの役に立つことを包括的に理解してもらえます。また他者との差別化を図る上でも、アピールポイントを丁寧に書くことはとても有効です。
知識やスキルを書く
Webライターは執筆ジャンルに関する知識はもちろん、一般知識や業界知識などもある程度必要となります。そして、移り変わりの早い「トレンド」に関する情報も常に追い続ける必要があります。
また知識だけでなく、編集スキルやコミュニケーションスキルも必要となる場合があります。こういった自分の身につけているさまざまな知識やスキルを余すことなく書いていきます。
取得している資格を書く
知識やスキルを裏付けする資格を保有している場合は、非常に有力なアピールポイントとなります。主にWebライターに有利な資格としては以下が挙げられます。
- Webライティング能力検定
- Webライティング技能検定
- SEO検定
- 日本語検定
- 文章読解・作成能力検定 など
資格は保有しているに越したことはありませんが、なくてもWebライターの仕事はできます。これらの資格を保有していても、クライアントの直接の採用基準とならない場合もありますので、あくまでアピールポイントのひとつとして書いておきます。
自己PRを書く
自己PRを書くと、人間的な魅力などが伝わりやすくなります。どのようなものに興味があり、どういった経歴を辿ってきたのか、などクライアントに分かりやすくアピールします。
しかしこちらも上述の「取得している資格を書く」の項目で解説したように、採用基準とは直接関係ない場合が多いので、あまり長々と書かずに簡単に書いておきます。
Webライター経歴書の実際の書き方
Webライター経歴書には実際どのように書くのか、項目ごとに記載例を紹介いたします。
<記載例>職務要約
2018年個人事業のWebライターとして開業後、Webマーケティングをはじめ、SEO、アフィリエイトなど、ビジネスやSEO、マネー関連の記事執筆・ライティングを企業より業務委託として請け負ってきました。2022年からはライティングだけでなく、記事コンテンツの編集業務、リライト作業などにも携わっています。
<記載例>職務経歴
【概要】
主にSEOを意識した内容の記事コンテンツを1記事につき5000~6000文字程度で作成します。
【職務経歴】
2018年 - 在宅SEO Webライターとして開業
2019年 - クラウドワークスでも活動開始
2020年 - 東京証券取引所マザーズ上場企業様と業務委託契約を締結しお力添えを開始
2023年 - 取引先を少し増やしつつ累計で550案件を達成(7月時点)
【実績・取り組み】
・ビジネス関連のビッグキーワード(1語キーワード)3位にランクさせたことがあります。またライティングを担当した記事コンテンツは、のきなみ上位表示~1ページ以内での表示を達成しております。
・Webサイト離脱率を減少させるべく、ユーザーが上から下まで記事コンテンツを読み進められるようにアウトライン構成の見直しを随時行っています。
また内部SEO施策を徹底し、CV(コンバージョン)につながりやすいキーワードでのライティングに力を入れております。
<記載例>経験・知識・技術など
・ライティング業務や校正などの編集業務
・アクセス解析ソフトを利用した簡単なアクセス解析
・Google Search ConsoleでのSEO施策
・CMSの運用
・SNSを活用したマーケティング業務
<記載例>資格
・Webライター検定3級
・日本語検定
<記載例>PCスキル
・Word:記事コンテンツの作成、プレゼン資料の作成
・Excel:簡単な集計作業
・タッチタイピング:1分間に50文字以上
<記載例>自己PR
私のWebライターとしてのこだわりは、常にきれいな日本語を意識して記事コンテンツを作成することです。細かい文法やルール、表現などに気を使い、ライティングした文章をその都度推敲しながら作業を進めています。
完璧主義ではありませんが仕事に手を抜かない性格からか、一文を書くのにかなりの時間を要してしまうときもあります。ですが非常に完成度の高い文章に仕上げられることが私の強みです。
クライアントに伝わるアピールを
Webライターの経歴には、これまでの経験や実績、成果を出すために行った工夫などを盛り込むとクライアントが採用を決定する判断材料となります。
そしてWebライターとしての知識やスキル、保有資格などをうまくアピールすることで「自分はWebライターとして何ができるのか」をクライアントへ伝えられます。
さらに自己PRなどを通して人間的な魅力も伝えることで、クライアントとの距離を縮められます。
伝わる自己紹介をしてWebライティングの仕事をたくさん取っていきましょう。
著者プロフィール

- SEO Webライター佐藤
- SEO Webライター佐藤のネーミングでフリーライターとして日々活動を行っております。
メインでライティングしている分野はSEOノウハウやWebマーケティング関連で、他にもFXやアフィリエイトなどマネー関連も手がけています。2018年の開業以来通算で550案件を達成しています。(2023年8月時点)
実績としてはビジネス関連のビッグキーワード(1語キーワード)で3位にランクさせたことがあります。
細かい文法やルール、表現などに気を配りきれいな日本語を意識してライティングするようにこころがけています。
オフィシャルサイト:https://seo-webwriter-sato.com/profile/
