副業ライターのススメ。「二足のわらじ」がもたらす3つのメリットとは?

副業ライターのススメ。「二足のわらじ」がもたらす3つのメリットとは?

はじめまして、宇野俊介です。2015年にイノーバさんにてライター登録をし、本業のコンサルティングのお仕事の傍らでライター業にいそしんでいます。このページを訪れているということは、あなたもライターのお仕事を検討されているか、興味を持たれているのではないでしょうか。

近年では、ライターとして長いキャリアを歩んできた「ライティングの専門家」以上に、IT技術や製造業に関する専門知識を有し、専門性の高い記事を書けるライターの需要が増えているそうです。私自身も、本業で得た知識や経験を活かしてライティングを行っていますが、ライターへの転身は副収入の確保以上に大きなメリットが存在します。ここでは、私がなぜライターに転身したのかということと、転身して分かったライター業のメリットをご紹介したいと思います。

ライターになろうと思い立ったきっかけとは

私は新卒でメーカーでの業務を経験した後、コンサルティング業界に転職という、ライティングとは無縁の世界でキャリアを歩んできました。そんな私がライターを始めてみようと思い立ったのには、2つの理由があります。

1つ目の理由はメーカーでの仕事にしろ、コンサルティングの仕事にしろ、仕事上のアウトプットの大部分は「書く」ことであり、このスキルを高めたいと思ったからです。1日の仕事を思い起こしてください。メールに報告書、プレゼン資料に会議の議事録など、仕事中に作られるアウトプットのほとんどは「書く」ことを通じて生成しているのではないでしょうか。ライティングスキルは、そのまま仕事のアウトプットの質に、ひいては仕事全体の質につながる重要な要素です。それに気付いてからは、ロジカルライティングの本などを読みあさっては実践を繰り返し、次第に書くことそのものを専門にするライティングという仕事に興味を持つようになりました。

もう1つの理由は、いわゆる「2つ目の名刺」を持ちたいと考えたからです。私は2014年に海外に移住し、仕事を通じて多くのフリーランサーや、2つ目どころか複数枚の名刺を持って仕事をする人たちに出会いました。会社にしがみつくのではなく自身の専門性を磨くことによって、常に第一線で活躍する人たちに影響を受け、私も会社の名前だけではなく、自身の腕でお仕事をいただけるようになりたいと考えるようになりました。それがライティングへの興味と結びつき、ライターになることを決意したのです。

副業としてのライターのメリット:本業にも好影響

近年は政府主導の取り組みにより、副業の容認が促されるようになってきました。ライティングのお仕事を考えていらっしゃる方の中には、まずは副業としてライターを始めてみたい、と考えている方が多いかもしれません。私自身、ライターとコンサルタントの二足のわらじを履き、副業としてライティングを行うことに多くのメリットを感じています。

文章を書く技術が飛躍的に向上する

文章を書く技術の向上は、最も分かりやすいメリットでしょう。書く文章量が増えるために上達するのはもちろん、イノーバさんとのお仕事の場合には、編集・校正の方から、文章をよりよくするための丁寧なフィードバックをいただき、ライティング技術の向上に非常に役立ちました。私自身、ライターを始める前と比較して、メールや提案書に書く文章の質が大きく向上したことを実感しています。

自身の専門知識が深まる

自身の専門分野を活かしたライティングと言えど、報酬をいただくに値するような面白い記事・興味深い記事を書くためには、持っている知識に加えて綿密なリサーチが求められることがあります。日本語の情報だけでは飽き足らず、外国語の情報を探すようなこともしばしば。このようにして深まった専門知識は、もちろん本業にも活かせます。さらに、本業での経験をライター業務に還元し、次回のライティングを通じて知識を深めて……といった良いサイクルを回すことができます。

本業とは違う角度で、仕事と報酬の関係性を考える機会ができる

本業も副業も、一定のパフォーマンスを出して報酬をいただく、という観点で違いはありません。しかし何十人、何百人が関わる本業だけを見ていると、時に自分の行っている仕事がどのように活用され、収入として返ってくるのかが、見えなくなるときがあるでしょう。その点ライター業は、自身のアウトプットが明確です。昨今では記事のアクセス解析の仕組みも高度化しているため、収入源も見えやすくなっています。そのため、仕事の質と報酬の関係性について、本業と異なった角度で考えるいい機会となります。ライターという副業をきっかけとして、自身の仕事のスタイルを見直すこともできるかもしれません。

ライター開業時に感じた苦労と、その乗り越え方

今でもライティング業務は苦労の連続ですが、開業時は右も左もわからないなかで作業を進めていきますので、やはり苦労も多くありました。そのなかでも、多くのライターが感じるであろうお悩みポイントと、私なりの乗り越え方をご紹介します。

執筆が遅々として進まない!

引き込まれるような表現力と、深く腹落ちさせる説得力、かつ定められた文字数で書ききる構成力……ライターとして駆け出しのころは、残念ながらどれも十分に持ち合わせていなかったため、一本書き終えるまでに、とにかく時間がかかりました。読みやすく、かつ興味深い文章を書くことは想像以上に難しく、どのように書けば分かりやすくなるのか、どのような構成にすれば飽きずに読んでもらえるのか、手探りしながら作業を進めていました。

そんなときに頼りになるのが、イノーバのディレクターの方々です。構成や表現はもちろんのこと、内容に関してどのようなことを書けば読者は食いついてくれるのか、といった相談にも親身に乗ってくれるため、本当に心強かったのを覚えています。ライター業を始めてみたものの、なかなか執筆が進まないというときは、ぜひ担当のディレクターや編集の方に連絡してみてください。必ずや打開策が見つかるはずです。

本業とのスケジュール調整が大変!

副業としてライターを行う方々にとっては、本業とのスケジュール調整は大きな課題になるでしょう。ライター業を始めた当初は、ライティングにかかる時間や労力が予測しづらいために、大変に感じる場面が多いと思います。

私もライターになりたてのころは特に苦労したことを覚えていますが、これに対する特効薬はなかったように感じます。本業・副業問わずに仕事の段取りを上手くつけられるよう意識する、ライティングにかかった時間を計測し改善するための策を考える、スキマ時間の自分なりの活用法を考え実践する、といった、日頃からの意識や積み重ねによって改善されるようになってきました。しかしそのおかげで、時間管理のスキルは大きく向上したと感じますし、本業にもライター業にもいい影響を与えているのではと考えています。最初はちょっぴり大変ですが、ぜひ自分なりのスケジュール調整術を身に付けていってください。

ライターへの転身のススメ

ここまでご紹介してきた通り、ライターへの転身には多くのメリットがあります。昨今の働き方改革の潮流や、専門分野を活かせるライターへの需要の高まりなど、ライターへの転身には大きな追い風が吹いています。もちろんライターならではの苦労も少なからずありますが、イノーバさんから強力なサポートを得ることもできます。ぜひこれを機会に、ライター登録を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

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宇野俊介
IT・HRコンサルタント、クロスボーダーコンサルタント。上海、シンガポールをベースに世界を飛び回り、コンサルティングを提供。各種プロジェクトから得られた知見を元に、主にIT技術や人材マネジメントに関して執筆活動を行っています。圧倒的な猫派。

 

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