Webライターが継続案件をもらうコツとは?編集担当者の立場から解説

Webライターが継続案件をもらうコツとは?編集担当者の立場から解説

Webライターを募集している案件に応募してみたものの、継続案件がもらえず、悩んでいませんか。継続案件をもらって、収入を安定させたいことが本音ですが、難しいものです。本記事では、Webライターが継続案件をもらうコツについて、編集担当を経験した筆者がご紹介します。

継続したいと思えるWebライターの条件

クライアントが継続したいと思えるWebライターは、自分が出した指示の通りに作業をしてくれる人材です。Webライターとクライアントの関係において、「自分が出した指示」とは、大きく以下の2通りに分けられます。

  1. はじめからWebライターに公開しているマニュアル
  2. 都度変化していく指示

初心者のWebライターにとって、厄介なものは2番でしょう。当初のマニュアルではAと指示されていた内容が、A'やBに変わることがあります。内容が変更されるだけではなく、読者のニーズに合わせて臨機応変に対応してください、と書かれていることもあります。

なぜ、上記のように変化していく指示が増えるかというと、読者のニーズは、時の流れに合わせて変わっていくものだからです。変化していくニーズに対応するため、クライアントも手探りであることが多いです。

また、読者のニーズ以外では、法律の変更もあります。直近では、ステルスマーケティングが規制されたことにより、新たに意識しなければならないことが増えました。

Webコンテンツの業界は変化が著しいため、上記2種類の指示にしたがえるWebライターは、重宝されます。

しかし、あまりにも後出しの指示が多いと、「報酬と割に合わない」と感じることがあります。そのため、報酬を上げてもらう交渉だけではなく、経済状況に応じて見切りをつけることも必要になるでしょう。

Webライターが忘れがちな注意点

Webライターとして活動していると、うっかり忘れてしまうことがあります。ここでは、重要ではあるものの、忘れがちな注意点をご紹介します。

読みやすい文章の作成を心掛けること

Webライターは、読者が読みやすい文章を作成することが基本です。しかし、読者だけ意識していればいいわけではなく、SEO(検索エンジン最適化)も意識しながら作業をしなくてはなりません。クライアントから指示されたキーワードを意識しすぎるあまり、意味が伝わりにくい文章になっていることがあります。

特に注意したい例は、「Webライター フリーランス 収入」のように、キーワードが3語のパターンです。例えば、文章のいたるところに「Webライターならフリーランスでも収入を得られる」との文章を入れてしまうと、全体が不自然になります。

見出しにキーワードを入れるときでも、不自然なようでしたら、順番を変えることや、いっそのこと異なる言葉に置き換えることもひとつの選択です。

声に出して読んだ際にスラスラと読める文章を心掛けることで、読者に読んでもらえる記事に仕上がります。

すぐに稼げるわけではないこと

Webライターとして働く目的が稼ぐことであれば、収入の安定や単価のアップなどを意識するものです。しかし、Webライターは会社員やアルバイト時代のように、時給や給料で報酬を得られるものではないことを覚えておきましょう。

1文字0.5円で2000文字の案件を受けたとき、支払われる報酬は1, 000円です。Webライターとしてまとまった報酬が得られるようになると、条件に応じて税金がかかることも忘れてはなりません。

執筆の作業に慣れていないうちは、1つの記事を仕上げることにも時間がかかります。そのため、Webライターは、すぐに稼げる仕事ではないことを理解しておきましょう。

継続案件のメリットとデメリット

Webライターが継続案件を受けることには、よい点だけではなく、悪い点もあります。

メリット

Webライターのお仕事は、クライアントから信頼を得て、高い報酬の案件を紹介してもらうことで、効率的に稼ぐことが可能です。

クラウドソーシングでは、単価の安い案件が目立つので、安い報酬で作業をしなくてはならないイメージがある人もいるでしょう。

お伝えした通り、最初の単価は安いものです。しかし、マニュアルやクライアントからの指示にひとつひとつ対応して、信頼を勝ち取っていくことで、新たなお仕事を任せてもらえる可能性があります。

デメリット

Webライターのお仕事を受けるうえで注意したいデメリットは、継続案件かどうかの見極めが難しいことです。

ご縁のあったクライアントが、希望する記事数を毎月書かせてくれるとは限りませんし、定期的にお仕事をいただけるとも限りません。たとえ、クライアントが募集要項に「継続案件だ」と書いていたとしても、やむを得ない事情によって継続がストップすることもあります。

Webライターとして安定した収入を得るには、複数のクライアントからお仕事を受けて、継続案件を受けることがコツです。

Webライターは継続案件を受けよう

継続案件をもらえるWebライターの条件や、メリットとデメリットなどをご紹介しました。

Webライターとして継続案件を受けることには、メリットもデメリットもあります。しかし、収入の安定や単価アップなど、効率のよい稼ぎ方がしやすくなるので、継続案件を受けることがおすすめです。

すべてのクライアントが同じ条件でWebライターを採用しているわけではないので、見極めることが難しいです。Webライターとして経験を積むうちに、相性がよく継続案件をいただけるクライアントに出会えることでしょう。

 

著者プロフィール

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TOMO
関西在住のライター。さまざまなメディアでライターの経験を積み、記事のチェック担当もしています。ブログに関わることが好きで、個人ブログ「家でできる仕事がしたい人に贈る手紙」を運営中。

 

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