執筆をより快適に!Webライターにおすすめツール

執筆をより快適に!Webライターにおすすめツール

Webライターの皆さんにとって、最も重要だと感じていることはなんでしょうか?
それぞれに考えがあるとは思いますが、その1つに「作業時間」があります。1つ1つの案件を迅速に完了させ、より多くの案件を対応することで、収入も上がっていきます。また、締切にしっかりと合わせることも重要で、「早く書く力」はWebライターにとって重要なスキルです。

 

早く正確に執筆するために

作業時間を早めたいと感じているWebライターさんは多いと思いますが、スピードを重視するあまり、誤字脱字やねじれた文章が出やすくなり、評価が下がってしまうことも事実です。不正確な文章を提出してしまうと、仕事を失ってしまう可能性も高まります。

そのようなときに利用したいのが、ライター支援ツールです。作業効率化はもちろん、正確性の向上にも役に立ちます。そこで今回はWebライターの作業に役立つツールを紹介します。

 

文字起こしを楽にするツール

インタビューをメインにするWebライターにとって、避けては通れないのが「文字起こし」です。この作業を迅速に行うために使えるツールを独自にピックアップしましたので、参考にしてみてください。

1. Rimo Voice

動画や音声ファイルをアップロードすると自動でテキスト変換してくれるツールです。最大の特徴は1時間の音声データを約5分で文字起こしを完了させるスピードと、ほとんど手直しがいらない正確性です。スマートフォンにも対応していることも、嬉しい要素ではないでしょうか。

また、ZOOMやGoogle Driveにも対応しており、オンライン取材にも重宝します。料金は60分までは無料、その後有料でアップグレードする必要があります。なお日本語に特化したサービスで、外国語には対応していません。

2. Texter

声を認識してテキスト変換するツールです。音声認識で文字起こしをするとともに、iOSでサポートしているすべての言語に対応しているため、翻訳アプリとしても利用することができます。

もちろん動画や音声ファイルからの文字起こしも可能で、さらに画像テキスト一括変換機能も搭載している非常に優秀な文字起こしツールです。有料ですが、機能はかなり充実しているため、文字起こしをメインにしているWebライターにおすすめです。

3. アミボイス

大手コンタクトセンターで採用されているツールです。ユーザーがマイク越しに話した言語を即座に文字に変換でき、開発元のアドバンスト・メディアは「国内シェアナンバーワン」と宣伝しています。

Webライティングの現場では取材の際にアミボイスに対応したマイクを使用することで、「その場で文字起こし」を行うことができます。取材をメインとしているライターにおすすめのツールです。

 

拡散力を高めるために使えるSEOツール

ニュースサイトを中心にWebライターの価値を計る指標の1つとなっているのが拡散力です。

PVの高さはもちろん、Googleが質の高い記事を検索結果の上位にするアルゴリズムに適応した記事を書くことも求められるようになりました。ここではWebライターの拡散力向上に役立つツールを紹介します。

1. Google - キーワード プランナー

多くのWeb広告を管理するGoogleが提供しているツールです。検索システムの「クリック数」「表示回数」「費用」「クリック単価」や「月間平均検索ボリューム」「メインキーワードと関連するキーワード」を調査することができます。

Google検索からの流入は拡散を高めるうえで非常に重要です。キーワードプランナーは無料となっていますので、積極的に活用したいツールです。

2. PageSpeed Insights

Webページの表示速度を計測する無料ツールです。Webライターには関係ないと思いがちですが、「クリックしてからページが何秒で表示されるか」は、サイトの集客に大きな影響を与えます。

いつまでたっても表示されない記事は、たとえ良質であっても読む気にはならないものでしょう。自分が寄稿した記事の表示スピードを把握しておくことも、他のWebライターとの差につながるかもしれません。

 

品質を高める文章校正ツール

すべてのWebライターが意識をしなければいけないポイントが「誤字脱字をなくす」こと。内容が素晴らしいものであっても、誤字脱字だらけでは、評価してもらえません。

しかし意識をしていても、誤字脱字がでてしまうのが、人間です。そこで活用したいのが、文章校正ツールで、AIが誤字脱字や文章のねじれを指摘してくれます。

1. Notion AI

ドキュメント作成を総合的にサポートする有料クラウドツールです。

現在話題のChatGPT同様、人間が提示した話題に対して文章を自動生成する機能を持ち、文章推敲や校正も行います。AIの文章生成には賛否ありますが、人間の書いた文章を校正してくれる機能は大いに活用するべきではないでしょうか。

2. Just Right!6 pro

ジャストシステムが製造・販売し、新聞社や雑誌社で利用されている、定番の校正支援ツールです。

最大の魅力はボタン1つで即座に校正作業を行うことで、誤字脱字・表記のゆれ・誤変換・訂正候補を表示し、校正を促します。AIとWebライターがダブルチェックをすることで、文章の品質を飛躍的に高めてくれます。販売価格は5万~6万と高額ですが、高品質の文章を保つことで、元を取ることができるのではないでしょうか。

 

ツールを使って快適なWebライターライフを!

紹介したツールはどれもうまく使うことで、作業時間の削減と品質の向上が期待できます。自分の性格や仕事に適したツールを選択し、活用してみてはいかがでしょうか。

 

著者プロフィール

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佐藤俊治
複数媒体で執筆中のライター。得意分野は転職、野球、書評、スポーツ、将棋など多岐にわたる。
コラム作成を最も得意としている。

 

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