フリーのWebライターが案件を獲得する方法。稼げないお悩みを解消 

フリーのWebライターが案件を獲得する方法。稼げないお悩みを解消 

ライターとしてフリーになったものの、月給1万円~2万円ほどで悩む方も多いのではないでしょうか?しかし、稼げないからといって、すぐに辞めてしまうのは大変もったいないです。
そこで今回は、フリーのWebライターとして案件を獲得する方法や継続して仕事を得る方法、収入を安定させるコツなどについて解説します。

Webライターが案件を獲得するおもな4つの活動方法

Webライターが案件を獲得するおもな4つの活動方法について紹介します。

クラウドソーシング

案件を獲得する方法の1つとして、クラウドソーシングサイトがあります。代表的なものは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」です。
クラウドソーシングサイトには、単価1円以下の低単価で募集しているところも多いため、安定した収入を得たいなら単価2円以上の案件を狙う必要があります。
ただし、クラウドソーシングサイトは、報酬額から手数料を引かれ、報酬が100%手元に入らないのが不満点です。100%報酬を得たいなら、いずれはクラウドソーシングサイト以外で案件獲得を狙うのが良いかもしれません。

Webライター募集の求人

求人サイトに応募して案件を獲得する方法があります。代表的な求人サイトは「indeed」「Wantedly」「Green」などです。
求人には文字単価や時給でのライティング案件があります。時給制のなかにはフルタイムで出社が求められるケースもあるため、在宅にこだわるなら在宅OKの求人を探すのがおすすめです。

SNS

SNSでWebライターの案件を獲得する方法もあります。例えば、Twitterで「ライター募集」と検索すると、「企業のWebライター募集」や「Webディレクターのライター募集」を見つけることができるでしょう。
筆者もTwitterのライター募集で、企業のライター案件や、ライターズチームでの執筆など4件ほど案件を獲得した経験があります。毎日こまめにチェックしておくと良い求人に出会える可能性が高まります。

ホームページで直接営業

求人サイトで思うような案件がない場合、企業やWeb制作会社などに直接応募して問い合わせる方法もあります。
「企業のホームページの問い合わせ欄でライター募集の有無を確認する」や「直接電話で問い合わせる」などの方法です。筆者もホームページで見つけたWeb制作会社に問い合わせたところ、面談の機会を得て執筆に至ったことがあります。

案件を獲得しやすくするために大切なこと

案件に応募する前にポートフォリオを充実させることは非常に大切です。ポートフォリオを見直すことで、キャリアの棚卸しにもなりますし、改めて自分のアピールポイントを見つけることにもつながります。

ポートフォリオに掲載する主な内容は、下記の通りです。

  • 氏名

  • 経歴・ライター歴

  • 執筆したジャンルや実績

  • 記事のURLや担当した業務(構成、執筆、編集など)

  • 対応可能業務 (執筆の他、校正・校閲、取材・インタビュー、WordPressの操作可能範囲など)

  • 1日の稼働時間

  • 執筆の際の心がけ

  • 自分を採用することでどんなベネフィット(利益)があるか

  • 参考単価

  • 連絡先

ポートフォリオに載せる記事のURLがない場合、自分で制作した記事を掲載するのもアイデアの一つです。競合サイトを分析して構成作りから取り組むことで、「構成作成から執筆までできるライター」であることをアピールできます。

獲得した案件を継続させる3つの工夫

クライアントに継続して受注してもらうことで、収入の安定を見込める確率が高まります。ここでは3つの工夫を紹介します。  

指定期日より早めの納品を心がける

クライアントに「しっかりと納期を守るライター」であることをアピールできれば、契約更新のタイミングで、さらなる案件獲得につながるかもしれません。

例えば、構成から執筆までを依頼された場合、3日から5日を目安に納品するようにしましょう。
筆者は指定された納期の2、3日前には、納品できるように心がけています。
納期を守ろうと焦るばかりに丁寧さを失い、「誤字・脱字」などがないよう、提出前はしっかり確認するようにしましょう。

指摘内容や修正を真摯に対応する

納品原稿に対して、クライアントから記事の修正(フィードバック)があった場合には、素直に受け入れて修正する姿勢も欠かせません。
初心者の頃はフィードバックを素直に受け入れられず、「なんでこんなに直しがあるんだろう」とイライラしたり、落ち込んだりすることもあります。
しかし、そんな場合には記事を良くするための前向きな修正ととらえて改善していくことが大切です。同じ指摘を受けないよう、修正部分は自分なりの方法でメモに残しておくことが大切です。

クライアントからの信頼を得る

クライアントと信頼関係を築くことができれば、継続して依頼を受けることにつながります。例えば、「チャットワークやslackなどの連絡には、1時間以内に返事をする」「わからないことはまとめて質問する」「納期が遅れそうなときは早めに連絡する」などです。
クライアントとメールでのやり取りが多い場合は、24時間以内の返信を心がけましょう。一般社団法人日本ビジネスメール協会の調査では、「24時間以内に返信をしないと遅い」と感じるビジネスマンは7割を超えると言われています。クライアントとの信頼貯金を殖やして、継続案件の獲得につなげましょう。

フリーのWebライターとして収入を安定させるには?

ここでは、フリーのWebライターとして収入を安定させる方法を4つ紹介します。

複数の案件をこなす

フリーのWebライターとして収入を安定させるためには、複数のクライアント案件をこなすことが大切です。1つのクライアントから継続して受注するのが理想ですが、クライアント側の急な方針変更により案件が突然ストップすることも想定されます。
筆者も以前1つのクライアントを頼みに仕事を受けていましたが、急な契約解除により改めてクライアントを探さなければいけない状況におちいりました。その間の収入は、ほぼ0だったこともあり、複数の案件を持っておくことが大切だと実感しました。
複数のクライアントがあることで、精神的にも安定するのでおすすめです。同時に複数案件をこなす場合、対応漏れがないよう、タスク管理も工夫して行いましょう。

時給制のライターの仕事を獲得する

時給制のライター案件を持っておくのも良いかもしれません。文字単価での依頼が少なくなったときにも月の収入の見込みが立つからです。別の案件に応募する時間の余裕も生まれます。
ただし、他の案件が入った時にもこなせるよう、「週5日・朝10時~18時のフルタイム」のような働き方は、避けましょう。

実績を積んで単価交渉をする

クライアントと信頼関係も築き自分のライティングに自信が持てるようになったら、単価交渉することをおすすめします。おおよその目安は、契約開始から半年を超えて継続依頼を受けるタイミングです。
単価交渉の際には、「今より記事数を増やせる」「執筆以外の作業もこなせる」など、クライアントへのメリットになることをアピールすると効果的です。例えば、WordPress入稿や校正作業などです。他のライターとの付加価値を付けて、クライアントに単価をあげる判断材料を示すことが大切です。

専門性を身につけて単価の高い案件に挑戦する

専門的な業種や業界の知識があれば、他のライターとの差別化を図ることが可能です。専門性を身に付けることにより、2円、3円と高単価案件を獲得することも夢ではありません。
ライターとしての専門性は、その分野のEAT(専門性・権威性・信頼性)を示すことになり、読者だけでなくGoogleの評価まで高めることにもつながるからです。
専門性を身に付けるためには、「その分野の本を最低10冊は読む」「専門家に話を聞いて知識を定着させる」などの姿勢が必要になります。専門性を発揮できる分野は、例えば転職系、金融系、医療係、不動産系などです。

ポイントをおさえて、案件を獲得していこう

フリーのWebライターとして継続して案件を獲得し続けるためには、「早期の納品を心がける」「フィードバックを素直に受け入れる」「返信は早めにする」などの心がけが大切です。その積み重ねが、クライアントの信頼関係を築き継続につながると言えます。
また、高収入を得るためには複数案件を同時にこなしたり、専門性を身に付けたりすることも重要です。収入が伸びずに悩んでいるなら、参考にしていただけたら幸いです。

 

著者プロフィール

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シモ(下嶋恵樹)
映画の物流関係や書店の営業、EV充電器の管理業務などを経て、Webライターに。現在5年目。今までに百貨店やホテル、飲食店の取材・執筆のほか、映画の紹介記事や職業紹介記事、健康系記事や企業ブログなど多数の執筆に携わる。得意ジャンルは、映画、グルメ。モットーは、諦めずに粘り強く。趣味は読書、映画鑑賞、フットサル、ムエタイ。
ポートフォリオ:https://www.foriio.com/shimo-web-Writer

 

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