私なりのライティング力・リサーチ力の磨き方を紹介します!

私なりのライティング力・リサーチ力の磨き方を紹介します!

Webライターにとって大切なスキルは様々ありますが、その中でも「ライティング力」と「リサーチ力」は代表的なスキルです。読み手を満足させる文章を書くためには、疑問や悩みに対して情報を不足なく、そして読みやすい流れで書くことが求められます。

今回は、実際にWebライターとして活動している私のライティング力とリサーチ力の磨き方を紹介します。

Webライティングとは?

ライティング力とリサーチ力の磨き方を紹介する前に、「Webライティング」について考えてみましょう。
文章は様々な場面で使われています。新聞、書籍、電車の広告、会社の業務マニュアル、学校の教科書など日常生活は文章が溢れかえっていることに気付かされます。

それぞれの文章には目的やニーズがあります。
では、「Webライティングの文章」にはどのようなニーズがあるのでしょうか?

答えは「スピード感」です。インターネットで調べ物をしてたどり着くWebページに対して、読み手は「疑問や悩みを早く解決すること」を期待しています。
もちろん、エンターテイメントの情報や芸能人の情報など、暇つぶしや趣味のためにWebページを閲覧することもありますので、絶対的なニーズではありません。

ただし、Webライティングは前述の新聞や書籍のように、専門性が強すぎる内容や文学的で長い文章は基本的に好まれません。

「結論を先に書く」がWebライティングの基本とされているのはそのためです。
スピード感を重視しつつ、読み手が飽きずに最後まで読んでくれる。そして、読み終わったあとに満足してくれる。私はそれがWebライターの目指す文章と考えています。

ライティング力の磨き方

ここでは、私が実践しているライティング力の磨き方について紹介します。

前の章で説明した通り、Webライティングにはスピード感が求められます。スピード感とは文章を書く速度のことではなく、読み手が文章を読んでいるときに感じるスピード感です。

つまり、無駄に長い文章ではなく簡潔で読みやすく、かつ疑問や悩みを早く解決に導く文章のことです。私はスピード感のあるライティング力を身につけるために、常に次の内容を意識しています。

  1. 書く前に文章全体の構成を考えること
    始めに構成を考えることで、骨子がしっかりとした文章になります。
  2. 自分本位の文章は書かないこと
    文章の対象は常に「読み手」です。自己満足の文章は読み辛いものです。
  3. 文章全体や一文が長すぎないこと
    長い文章は読み手のモチベーションを下げます。
  4. 仕上がった文章は何度も読み返すこと(最重要)
    一次的に完成した文章には、「読み手」主体になっていない箇所がいくつもあります。

現在、私はクライアントから執筆依頼を受けて文章を書くことを生業としていますが、元々は趣味レベルでブログを運営していました。その頃は、ある程度の月間PV数が稼げていましたので、特に自分のライティング力について考えることもありませんでした。

しかし、Webライターとしてクライアントから執筆依頼を受ける場合には、話が大きく変わってきます。

執筆料をいただいて書く文章は、利益を生み出さなければなりません。そのためには、常に前述のポイントを意識してライティング力を磨き続けることが重要なのです。

3.リサーチ力の磨き方

次に、私が実践しているリサーチ力の磨き方について紹介します。

ここまでにWebライティングには、スピード感が必要と説明してきましたが、もう一つの絶対的要素が「リサーチ力」です。
リサーチ力は「読み手のニーズ」と「情報の信頼性」に分けて表現することもできます。

読み手のニーズ

そもそもこれから書く記事のテーマは、どのようなニーズを持った読み手が対象なのか、それが読み手のニーズのリサーチです。
私の場合は、次の方法で読み手のニーズをリサーチしています。

  1. 実際に検索してみる
    記事のタイトルで使われているキーワードについて、Googleなどの検索エンジンを使ってみて、実際に表示されるサジェストキーワードや検索結果をリサーチします。
  2. 自分の考えている記事構成とのズレを確認する
    もしズレがあった場合は、ニーズの捉え方を誤っている可能性があるため、記事のタイトルや文章の構成を考え直す必要があるでしょう。
  3. ツールを活用する
    キーワードから連想される共起語を抽出するツール「ラッコキーワード」などを使って、ニーズの精度を高めていきます。

情報の信頼性

もう一つの要素「情報の信頼性」については、文字通り、確かな情報を書くためのリサーチ力のことです。

インターネット上の記事は、誰でも簡単に公開することができますので、すべてが正しい情報とは限りません。
私の場合は、Webリサーチで正確な情報を得ることが難しいテーマの場合には、「書籍」を参考にします。また、地域の図書館やAmazonが提供している本の読み放題サービス(Kindle unlimited)は、情報の精度を高めるためによく活用しています。

情報が多い時代、リサーチには時間がかかりますが、何度もくり返すことで正確な情報を早く掴めるようになります。くれぐれも、簡単に得られるリソースからリサーチすることを習慣付けないようにしましょう。

 

著者プロフィール

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当真毅
個人でWindowsパソコンやプログラミング、RPA関連のメディアサイトを運営中。現在はWebライターをしながら、データ分析や機械学習の勉強をしており、新たなメディアサイトの開設に向けて準備をしている。

 

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