WEBライターとアフィリエイトの違いは?報酬と作業内容を解説

WEBライターとアフィリエイトの違いは?報酬と作業内容を解説

初期投資があまり必要なくパソコン1つで始められる手軽な副業として、人気を集めているのがWEBライターとアフィリエイトです。文章を書くことでは共通するものの、明確な違いがわからず、どちらを始めようかと迷う方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、WEBライターとアフィリエイトの違いを報酬と作業内容の面から解説し、選び方のポイントを紹介します。

WEBライターとアフィリエイトの定義

始めに、WEBライターとアフィリエイトの定義を確認しましょう。

WEBライターの定義

WEBライターとは、クライアントから記事執筆を受託し、納品することで1文字あたり・1記事あたりの報酬を受け取る仕事です。

通常はクライアントからテーマやレギュレーションの指定を受け、共有された構成案から執筆を行います。

始めるにあたり資格や初期費用、継続費用が不要なことから、WEBライターは手軽な副業の代表格とされている職種です。

アフィリエイトの定義

アフィリエイトとは、自ら運営するサイトやメディアに広告を掲載し、広告へのクリックや商品購入などに応じて成果報酬を受け取る仕組みのことです。

アフィリエイトには大きく分けて、広告商品を記事で直接紹介する方法と、ユーザーに役立つコンテンツでアクセスと滞在時間を増やし、クリック率を高める方法の2通りがあります。どちらも企業の広告代理・仲介をするASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と契約し、ブログに広告を掲載します。

在庫不要のスモールビジネスで、スタート・運用ともに金銭的・技術的なハードルが低いため、WEBライターと並んで参画者の多い副業の1つです。

WEBライターとアフィリエイトの違い

WEBライターとアフィリエイトには多くの共通点がある一方で、明確な違いもあります。

ここでは報酬・記事の権利・収益の3点から両者の違いを解説しましょう。

報酬・収益形態の違い

WEBライターの報酬形態は、納品した記事の対価として報酬が発生する成果報酬です。対するアフィリエイトの収益には、広告へのクリックや商品購入に対する成功報酬の意味合いがあります。

WEBライターは書いた分だけ確実に収入になり、通常は納品から1ヵ月程度の短期で報酬を得られますが、書いた記事以上の収入は得られません。

一方のアフィリエイトでは記事執筆後すぐには報酬を得られませんが、長期的な広告収入を期待できます。サイトが育てば、週1回程度の記事更新で高い報酬を得られる可能性もありますが、報酬発生までには通常半年以上かかり、収入が保証されていない点がWEBライターと異なる点です。

作業内容・作業範囲の違い

WEBライターは主に記事執筆が仕事であるのに対し、アフィリエイトではサイトの構築から運営までが作業範囲に含まれます。

業務委託のWEBライターは、基本的にメディアの運営・運用には携わりません。一方のアフィリエイトでは継続的な収益を上げるために、CMSをカスタマイズする知識や、KPI設定、分析・効果測定といったサイト運営のノウハウも必要な点が、WEBライターと異なります。

記事の所有権の違い

WEBライターの書いた記事の所有権は通常、納品後はクライアントに移るのに対し、アフィリエイトで書いた記事は、サイト運用者である執筆者が所有権を持ちます。

WEBライターの納品した記事は、クライアントメディアのコンテンツ(資産)になりますが、アフィリエイトの記事は執筆者の資産として蓄積される点が両者の違いです。

WEBライターとアフィリエイトどちらがおすすめ?

ここでWEBライターとアフィリエイトのどちらがおすすめか、稼ぎ方と働き方から向いている人のタイプを紹介します。

WEBライターがおすすめな人

記事を書いてから早く収入が欲しい人、収入の安定を望む人には、WEBライターがおすすめです。

また、書くことは好きだけどテーマを自分で決めるのは苦手な人、書くことに集中したい人も、アフィリエイトよりライターが向いています。クライアントからアサインされたテーマに好奇心を持てる人や、人とつながりながら在宅ワークをしたい人にも、WEBライターはおすすめです。

アフィリエイトがおすすめな人

一方のアフィリエイトがおすすめな人は、当面の生活費よりも長期的な権利収入を構築したい人です。サイトを分析して運用施策を立案・実行し、時間をかけてサイトを育てることにやりがいを見出せる人、マーケティングが好きな人にも、アフィリエイトは向いています。

執筆テーマと仕事のルールを自分で決めたい人、1人での地道な作業が苦にならない人にも、アフィリエイトはおすすめです。

両方組み合わせるのがおすすめな人

十分なリソースがある人は、WEBライターとアフィリエイトの両方を組み合わせるとよいでしょう。取り組み次第では長期・短期両方の収入を確保でき、リスクヘッジにつながります。

以下のような共通スキルを活かし、シナジー効果を得たい人にはかけ持ちがおすすめです。

  • ユーザーの悩みを解決するリサーチ力と文章力
  • 上位表示を狙うためのSEO知識

メディアの運用スキルをWEBライターのクライアントへ提案、あるいはクライアントから学んだ知見をブログ運営に活かせるようになれば、報酬大幅アップも夢ではないかもしれません。

WEBライターとアフィリエイトの違いを知り効率よく稼ごう

WEBライターとアフィリエイトにはそれぞれメリット・デメリットがあり、希望の働き方や獲得したい報酬タイプにより、選択は分かれます。目指す方向性を明確にし、達成に向けてライティングスキルに磨きをかけましょう。

 

著者プロフィール

著者アイコン
鎌田理恵子
PC苦手な元介護福祉士が一念発起、IT音痴を克服してWebライターに。現在ではHRや中小企業経営、マーケティングのほかシステムやプログラミング領域を執筆することも。ビジネスジャンルには好奇心が尽きません。
note:https://note.com/charinkorie

 

関連記事