もう悩まない!Webライターが活用すべき文末表現や単調さを調整するポイントとは

もう悩まない!Webライターが活用すべき文末表現や単調さを調整するポイントとは

「です・ますが続いて単調です」「文末表現を工夫してください」・・・・・・クライアントから、このように言われて悩んだ経験はありませんか?

Webライターをしていると、文末表現に悩む場面が多くあります。文末表現がうまく決まらず、手が止まってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Webライターの仕事で多くを占める「です・ます」調の記事で使える文末表現のバリエーションや、単調な文末表現を変える際のポイントについて解説します。文末表現に悩みがちなWebライターの方は、最後までご一読ください。

です・ます調で使える文末表現

Webライターが執筆する文章の多くは、「です」「ます」で文末が終わる「です・ます調」の文体です。意識せずに執筆すると文末に「です」「ます」が連続し、読者に単調で読みにくい印象を与えてしまうことが少なくありません。ここでは、です・ます調の文体で使える文末表現を紹介します。

提案

読者に何かを提案する場合、「でしょう・ましょう」や「してください」を使うことができます。


ここで右クリックをして、メニューを表示します。
→ここで右クリックをして、メニューを表示させましょう。
→ここで右クリックをしてください。すると、メニューが表示されます。

疑問・推量

読者に疑問を提起したいときには「でしょうか」が使えます。「でしょうか」は、ある出来事に対して推測を加える場合にも活用可能です。推測の場合は「かもしれません」を使ってもいいでしょう。


文末表現に悩むWebライターが多くいらっしゃいます。
→文末表現に悩むWebライターも多くいらっしゃるのではないでしょうか。(疑問)
→Webライターを始めた当初は、文末表現に悩むかもしれません。(推量)

過去・否定

現在形の「です・ます」だけではなく、過去形の「でした・ました」を織り交ぜることもおすすめです。否定形の「ません」は、一見きつく感じられますが、適切に使用すれば問題ありません。


昨日も今日もいい天気です。
→昨日はいい天気でした。今日もいい天気です。

クライアントの信頼を損ねる可能性があります。
→クライアントの信頼を損ねることにもなりかねません。

レギュレーションによって使える文末表現

Webライターが記事を執筆する際は、クライアントが定めたレギュレーションに従わなければいけません。しかし、レギュレーションで許されている場合には、次の3種類の文末表現も活用することができます。

  1. ですね・ますね
  2. 体言止め
  3. から・ため

「ですね・ますね」は、1つの見出しに対して1つだけ、最終文章に使うことがおすすめです。体言止めと「から・ため」はどちらも文章のリズムをよくするという点で役割が似ています。

なお、執筆する際は、どの表現が許されているのかレギュレーションをしっかり確認しましょう。

単調な文末表現を変える際の5つのポイント

ここまで紹介した文末表現を活用して、単調な文末表現を読みやすく変える際のポイントを5つ紹介します。

ポイント1:文章の構造自体を見直す

文末表現が単調になった場合、文章の構造自体を見直すことも効果的です。たとえば、前後の文章で単語の順番を入れ替えるといった方法で、文末を変えやすくなります。


前後の文章で単語の順番を入れ替えると、文末を変えやすくなります。
→文末を変えるには、前後の文章で単語の順番を入れ変えるのがポイントです。

ポイント2:疑問形や否定形を織り交ぜる

単調な文末表現を避けるには、疑問形や否定形を織り交ぜることも欠かせません。「でしょうか」や「ません」を適度に入れることで、文末表現のバリエーションが広がるでしょう。


必要です。
→欠かせません。

可能性があります。
→否めません。

ポイント3:行動を促す表現を活用する

ある出来事に対して行動を促す内容を書いた場合は、「○○しましょう」「ください」が有効です。行動を促す文末表現を使うことで、文末表現が増えるだけでなく、読者の行動意欲を誘発する効果も期待できます。

とはいえ、すべて「○○しましょう」で締めてしまうと逆効果。「ください」もきつくなりがちなので、注意が必要です。記事全体のバランスを見て、適切に「○○しましょう」「ください」を散りばめていきましょう。

ポイント4:音読してリズムを確認する

記事全体でのバランスを見るには、文章の音読もおすすめです。音読には、自分で読む方法とエディタの音声読み上げ機能を活用する方法があります。

音読の際に同じ文末が続くと、自然な流れが妨げられスムーズに読めません。スムーズに読めない箇所を修正していくことで、連続した文末表現を避けられます。

ポイント5:校正ソフトや検索機能を活用する

校正・校閲ソフトを使うこともおすすめです。文賢MOJI-KA(モジカ)のように、文末表現の連続を指摘してくれるソフトもあります。

WordやGoogleドキュメントの検索機能を使って「です」「ます」の重複を探すことが可能です。Ctrl+Fを押し「です」と「ます」をそれぞれ検索します。検索の結果「です」や「ます」が続いている箇所が見つかったら、その都度修正していきましょう。

文末表現を上手く使いこなして一段上のライターになろう!

文末表現は多くのライターが悩みがちな部分です。だからこそ、適切な文末表現を使いこなすことで、重宝されるライターになれる可能性が高まります。

単調な文末表現を防ぐ作業は、最初は大変です。時間もかかります。しかし、慣れてくるとどこでどの文末表現を使うといいかが理解でき、文末表現を使い分けられるスキルもだんだん身についてきます。本記事を参考にして、さまざまな文末表現を適切に使い分け、各所で活躍できる一段上のWebライターを目指しましょう。

 

著者プロフィール

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堀乃けいか
プロフィール内容:金融・ビジネス・法律ジャンルをメインに執筆する専業ライター。綿密なリサーチによる丁寧な記事が好評。長野県の山間部在住。「どこに住んでいても仕事はできる!」を体現すべく日々執筆中。
https://keikahorino.edire.co/

 

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