今日から試せる仕事のパートナーと良好な信頼関係を構築する方法

スムーズに仕事を進めるにあたり、周囲の人との信頼関係の構築は欠かせません。クライアントや制作チームの仲間と信頼関係を構築すれば、継続的に仕事を依頼されたり、困ったときにサポートしてもらいやすくなったりと、嬉しいメリットがたくさん存在します。
ただそうは言っても、「信頼関係はどうやったら構築できるの?」とお悩みの方も多いかもしれません。そこで今回は、仕事上のパートナーと信頼関係を構築するメリットや、信頼関係を構築する仕事術を4つ紹介します。

パートナーと信頼関係を構築するメリット

信頼関係とは、お互いを信じて頼れる関係性のことです。まだ会ったばかりの人と関係性を築くことは難しいですが、時間をかけてやり取りを続けていくうちに、徐々に構築されます。以下は、パートナーと信頼関係を構築することによる、代表的なメリットです。

継続的に仕事を依頼される可能性が高まる

多くの方にご経験があるかもしれませんが、はじめての方と仕事をする際は、誰でも緊張するものです。特にクライアントの立場であれば、「ちゃんと締め切りまでに記事を納品してくれるのだろうか」とドキドキすることも多いはず。しかし「この人なら安心して仕事を任せられる」と感じてもらえれば、また仕事を依頼される可能性が高まります。信頼関係を構築すれば、営業の時間を減らすこともできるでしょう。

コミュニケーションを取りやすくなる

信頼関係が構築されていると、お互いのことを十分に理解できているため、チャットやメールなどのやり取りが楽になります。ちょっとした相談や雑談なども気軽に行うことができ、そこから新しい仕事が生まれるかもしれません。またコミュニケーションが取りやすくなると、困ったときのサポートもしてもらいやすくなります。仲のいい友人が困っていたら力になりたいと思うのと同様に、「〇〇さんが困っているなら」と手を差し伸べてもらえる確率が高くなります。

生産性が向上する

コミュニケーションの取りやすくなれば、生産性の向上も期待できます。信頼関係が築かれていないと、作業以外の部分に気を取られてしまい、結果として仕事へ取り組む時間が減ってしまうことも。しかし信頼関係が構築されていれば、お互いについて理解を深められているため、作業をスムーズに進められます。

パートナーとの信頼関係を構築する仕事術4選

では、パートナーとの信頼関係を構築するには、具体的にはどうすればよいのでしょうか。ここでは、信頼関係を構築するために、筆者が普段から意識している仕事術を4つ紹介します。

  1. 締め切りやレギュレーションなどの約束を守る
    ライターや編集者が仕事で信頼関係を築くうえで最も重要なのは、締切やレギュレーションなどの約束ごとを守ることです。基本的なことだと感じるかもしれませんが、この部分を守れていないと、安心して仕事を頼めない、いい加減な人だと思われてしまうかもしれません。

    特にライターは締め切りを守らないと、編集者やデザイナー・クライアントなど、一緒に仕事をする多くの人たちに迷惑をかけてしまいます。「この人に任せれば安心だ」と思ってもらえるようにするには、まずは小さな約束を守ることが肝心です。

  2. メールやチャットなどのやり取りを事務的にしない
    ライターや編集者が仕事をする際には、クライアントやチームの人とメールやチャットをする機会も多いでしょう。その際に気をつけたいことは、やり取りを事務的にしないことです。メールやチャットは感情が伝わりにくいため、事務的な対応だと「怒っているのかな」と感じられてしまうこともあります。

    あまりフランクにしすぎるのもよくありませんが、時には相手を気遣うような一文を入れてみましょう。例えば「最近寒くなってきましたので、風邪には気をつけてくださいね」などの一文を入れるだけでも、距離が縮まりやすくなります。

  3. 相手の立場に立って行動する
    相手の立場に立って行動すると、「細部まで気を配ってくれる人なのだな」と感じてもらいやすくなり、信頼関係の構築に近づけます。ライターであれば、編集者の立場に立って行動してみるのもいいでしょう。具体的には、以下のようなことに取り組んでみるのがおすすめです。

    ・原稿を修正した際に、ただ「修正しました」と言うのではなく、修正部分がわかりやすいように色を変えたり、コメントをつけたりする
    ・数字を用いた場合は根拠となるURLや資料を添付する

    少し難しそうだと感じるかもしれませんが、相手の先の行動を見据えて、まずは自分ができそうなことに取り組んでみましょう。

  4. トラブルが生じた際はなるべく早めに報告する
    トラブルが生じた際の対応方法も、信頼関係を構築するポイントです。トラブルが発生した際には、怒られそうだからなるべく連絡したくないと感じるかもしれません。しかし報告が遅れたことで、もっと重大な問題につながってしまう可能性があります。

    例えば締め切りに遅れそうな場合も、クライアントに先に連絡をしておけば、スケジュールを後ろ倒しにするなどの対応ができます。相手を不安にさせる前に、できるだけ早めに報告や相談をするように心がけることが重要です。

パートナーと信頼関係を構築して、スムーズに仕事を進めよう

信頼関係はすぐに構築できるものではなく、時間をかけて築いていくものです。日々の丁寧なやり取りや仕事への姿勢が、パートナーとの信頼関係へと繋がっていきます。ぜひ記事を参考にして、信頼関係の構築に取り組んでみてはいかがでしょうか。


 

著者プロフィール

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タケウチ ノゾミ
福岡市在住のフリーライター・編集者。インタビュー記事や顧客事例、プレスリリースなどを多く手掛ける。ジャンルは文化系からビジネス、医療、介護、金融など幅広く執筆。趣味は観劇と美術鑑賞、猫を揉むこと。
HP:https://fukuoka-kurashi.com/

 

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