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マーケティングにはペルソナ設定が重要!ライティングへの活かし方を解説
ペルソナ設定は、マーケティングにおいて重要な工程といえます。
商品やサービスの購入率・成約率にもかかわるため、マーケティングを意識したライティングでは必ずおさえておきたいポイントです。
しかし「ペルソナ設定とはどういうものなのか、具体的に理解できていない」「Webライティングへの活かし方がわからない」という方も多いでしょう。
この記事では、ペルソナ設定の意味や役割、ペルソナ設定の手順について解説します。
ペルソナ設定はWebライターとしてスキルアップするためにも必須の知識ですので、ぜひ参考にしてください。
ペルソナ設定とは?
ペルソナとは、商品やサービスを利用する架空のユーザーを設定したものを指します。
ペルソナを考える際は、たとえば性別・年齢・年収・性格など、実在人物のように細かい設定が必要です。
マーケティングにおいては、ペルソナを設定し、ペルソナに商品やサービスを購入してもらうまでの流れを考えることが重要とされています。
理由は主に、以下の2つです。
- 他人にユーザー像を共有しやすくなる
- ユーザー目線で行動や意思決定のプロセスを考えやすくなる
マーケティングやビジネスに多くの人が関わる場合、ペルソナを共有して同じ目標やイメージを持つことは必須といえます。
想定しているペルソナが人それぞれ異なっていたり、目標がぶれていたりすると、求める結果には繋がらないからです。
その点、ペルソナ設定の項目は細かいため、自分以外の他人にペルソナを共有する際も人物像をイメージしやすくなります。
また、ユーザー目線で行動や意思決定のプロセスを考えやすくなることもメリットです。
ユーザーについて具体的に細かく考えることで、ユーザーへのアプローチが「広く浅い」ものではなく、ペルソナの行動に繋がりやすい「狭く深い」ものになります。
結果、ユーザーの購買行動にも繋がりやすく、マーケティングに効果的です。
ペルソナ設定をWebライティングに活かす方法
Webライターにとって、ペルソナは「読者」です。
Webライティングにおいては、読者が満足できるような記事内容を考える際に、ペルソナ設定が活かせます。
Webライティングにおけるマーケティングでは、読者に記事を読んでもらい、記事から商品やサービスの購入・成約に繋げることが必要です。
そのためには、読者の悩みを解決し、読者が満足できるような記事を書かなくてはいけません。
読者の気持ちが満たせない記事では、すぐに離脱されてしまい、購入・成約まで繋げられないからです。
ペルソナ設定は、購入・成約に繋がるような、読者の満足度の高い記事を執筆する際に活かせます。
読者の満足度の高い記事を執筆するためには、たとえば読者の悩みや疑問、購入・成約を悩むポイントなどをおさえることが必要です。
その際、ペルソナ設定をしておくと、意思決定のプロセスが考えやすくなります。
また、Webライターが執筆をする際には、記事執筆依頼をいただくクライアントからペルソナを共有していただくケースも多いです。
その場合はクライアントが設定するペルソナを理解する必要があるため、自分でペルソナ設定する時よりも注意しましょう。
重要なのは「クライアントが設定しているペルソナから、解離しないこと」です。
ペルソナの認識が誤ると、記事の目的・方向性なども変わってしまうため、見当違いの記事を執筆してしまう恐れもあります。
クライアントからペルソナを共有された場合は理解に努め、不明点があればクライアントと連絡を密に取り確認するようにしましょう。
ペルソナ設定の方法
ペルソナ設定の具体的な手順は、以下の通りです。
- 情報収集を行う
- 集めた情報をもとに具体的に設定していく
情報収集を行う
ペルソナ設定を行うためには、まずユーザーの情報収集が必要です。
記事の内容やライティング記事を掲載する予定のサイトの傾向から、ユーザー層やターゲット層を絞り込みましょう。
そして「記事を誰に向けて書きたいのか」「商品やサービスを誰に向けて売りたいのか」を明確にすることが重要です。
ユーザーやターゲットが明確になったら、そのユーザーやターゲットにかかわる情報をできる限り多く集めます。
ペルソナ設定の際は、情報はたくさんある方がよいです。
集めた情報をもとに具体的に設定していく
集めた情報をもとに、ペルソナを具体的に設定していきます。
設定する項目は、主に以下のようなものです。
- 氏名
- 性別
- 年齢
- 職業・役職
- 家族構成
- 年収
- 性格
- 価値観
- 口癖
- 悩み
- ライフスタイル
- 人間関係
細かく設定するほど人物像がイメージしやすくなるため、しっかり作り込んでおきましょう。
満足度の高い記事を書くにはペルソナ設定が必須
ペルソナ設定は、読者が満足できる記事を書くために必須です。
ペルソナを意識して記事を執筆することで、Webライターとしてもスキルアップできます。
記事作成の際は、まずペルソナ設定を行い、ペルソナを意識して執筆しましょう。
また、クライアントからペルソナを共有される場合は、クライアントが設定しているペルソナの理解も大切です。
クライアントが求める記事を執筆するため、期待された効果を出すためにも、ペルソナへの不明点は執筆前になくしておきましょう。
著者プロフィール
- 常谷沙良々
- 元・乙女ゲームシナリオライター。2020年より、フリーでライター活動開始。Webライティングやシナリオライティングなど、様々なライティングを請け負っています。WEBライティング技能検定合格済、Webライティング能力検定2級取得済。
X:https://twitter.com/SararaTsunetani