SEOライティングで意識すべきこととは?7つのテクニックを大公開!

SEOライティングで意識すべきこととは?7つのテクニックを大公開!

「SEOを考慮したライティングで検索上位が狙える」とは耳にするものの、どのようなことを実践すればよいのかわからない……とお悩みの方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、SEOライティングで意識すべきことや、実践で活かせる7つのテクニックをご紹介します。

SEOライティングの鉄則 | 「ユーザー」にも「検索エンジン」にもわかりやすい文章を

SEOライティングは、SEO(検索エンジン最適化)を考慮したライティング技術です。「ユーザー」と「検索エンジン(クローラー)」両者にとってわかりやすい文章を書くことで、ユーザーに有益な情報を届けます。

いくら優良な記事でも、検索上位に表示されなければ、ユーザーに見つけてすらもらえないかもしれません。
Webコンテンツを配信する以上、国内シェアの大部分を占める検索エンジン「Google」の評価基準をおさえることは、必須課題だといえるでしょう。

SEOライティングで意識すべきは「E-E-A-T」

「E-E-A-T」とは、Googleが提唱している4つの要素「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」で構成された検索品質評価指標です。
Googleは、コンテンツにおいてE-E-A-Tが守られているかどうかを厳しくチェックしています。

Experience(経験)

コンテンツに関する実体験を問う指標です。
検索上位記事をまとめたような記事よりも、テーマについての直接的な経験を反映したコンテンツにより価値があるとするものです。

Expertise(専門性)

コンテンツが専門的な内容であるかを問う指標です。
多岐にわたるテーマが混在するよりも、特定のテーマに特化するコンテンツのほうが「専門性が高い」と評価されます。

Authoritativeness(権威性)

コンテンツがそのトピックや業界でどれくらい認められているかを問う指標です。
有資格者や受賞歴のある人、著名な人物などによる執筆・監修することで評価を高められます。

Trustworthiness(信頼性)

コンテンツが信用するに足るものかどうかを問う指標です。
運営者情報や情報のソースを明記したり、SSL化したりすると信頼度が高まります。

SEOライティングのテクニック7選

ここでは、SEOライティングで役立つテクニックをご紹介します。すぐに取り入れられるものを厳選して7つピックアップしました。

1.リサーチ・構成作成は入念に

検索エンジンは、「ユーザーのニーズにより応えているコンテンツ」を検索上位に表示します。つまり、SEOライティングの第一歩は「ニーズを正確にとらえること」で、検索意図の徹底的なリサーチは欠かせません。

検索意図がわかれば、「わかりやすく」解決へと導くための道筋(構成)を作成します。記事の方向性を見失わないよう、しっかりとした骨組みを作っておきましょう。

2.タイトル・導入文・見出しに検索キーワードを含める

タイトル・導入文・見出しは、ユーザー・クローラーともに「最初に」注目する項目です。特にクローラーは、すべてのテキストデータを平等に扱うわけではなく、タイトル→見出し→本文の順で重視するといわれています。
より重視される部分に検索キーワードを含めることで、検索上位表示が期待できます。

3.共起語を使う

共起語とは、キーワードから連想され、ともに検索に使われる単語のことです。ニーズの細かい部分まで読み取れるため、ユーザーの検索意図を正確に把握する際に有効です。

Googleは、キーワードとあわせて共起語も使うコンテンツに対して、「ユーザーの検索意図により近いコンテンツ」だと判断する傾向にあります。

4.代名詞を多用しない

「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった代名詞は、SEOライティングでは多用しないようにしましょう。

クローラーは、代名詞が何を指しているのかを人間と同様には理解できません。クローラーにもわかりやすく、何を指しているのかを明確に示すのがおすすめです。

5.冗長表現に気をつける

文章を書くときによくおかしがちな間違いが、「伝えたいことを一文に詰め込みすぎてしまう」というものです。内容を濃くしたいあまりに多くのことを一度に述べてしまうと、肝心な要点が伝わりづらくなります。

心がけたいのは、「1メッセージ1アウトカム」です。冗長な表現は避け、できるだけ短い文で伝えると、読む人の頭にスッと入ります。

6.HTMLマークアップをする

SEOライティングでは、HTMLを正しく使う(マークアップする)ことも重要なポイントです。クローラーはテキストの意味を理解できないため、「ここが見出しです」「ここは段落です」と示す必要があります。

覚えておきたいタグは、以下の7つです。

  • 見出し:<h1>~<h6>
  • 段落:<p>
  • 箇条書き:<ol><ul>
  • 表:<table>
  • 画像:<img>
  • 引用:<blockquote>
  • リンク:<a>

7.画像(alt属性)を最適化する

alt(オルト)属性とは、画像の意味を説明する代替テキストのことです。alt属性に画像を説明する文言を入れることで、クローラーにどのような画像かを理解してもらいやすくなります。

ほかにも、画像検索の結果にもヒットしやすくなったり、画像が表示できない環境にあるユーザーにもどのような画像を設置しているのかを伝えやすくなったりといった効果もあります。

テクニックも大事だけど…重視すべきは「コンテンツの中身」

SEOライティングに求められるのは、「ユーザー」と「検索エンジン(クローラー)」両者にとってのわかりやすさです。ただし、最も重視すべきなのは「コンテンツの中身」でしょう。どれほどSEOに力を入れても、コンテンツの内容が薄ければ、検索上位に表示されることはありません。

あくまでも、SEOライティングは「ユーザーファーストを前提としたうえで有益なコンテンツをユーザーに届けるためのテクニック」だと理解しておいてください。

 

著者プロフィール

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くじら
官公庁事務や経理事務などを経てフリーライターに。もうすぐ中3受験生になる息子と、無呼吸症候群の主人との3人暮らし。「どんなテーマでもリサーチから楽しむ!」をモットーに、難しいこともわかりやすく、ていねいに伝えます。
Twitter:@kujira0351

 

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