コピーライターとコンテンツライターの一番大きな違いって何?

コンテンツマーケティングが注目を浴びるようになった現代。従来コピーライターとして活躍していた人が、オウンドメディア用のコンテンツも書くことが多くなってきています。しかし、コンテンツライターとして成功するためには、今まで書いてきた「コピー」と同じ要領で書くだけでは足りないのです。なぜなら、コピーライターとコンテンツライターでは、求められているところに根本的な違いがあるからです。

コピーライターは「売ること」が仕事

コピーライターに求められている仕事は「商品を売るためのコピー」を書くということです。売るためのコピーとは、マーケティングやPRに使われるコピーのことです。代表的なものには、広告のコピーやスローガン、プレスリリースやカタログなどがあげられます。

言葉を用い、特定の商品やサービスのアイディア、ブランド、イデオロギーを消費者へストレートに伝える。つまり、消費者に「今、この商品がほしい!」と思わせることがコピーライターの仕事です。

コピーライターの書く簡潔にまとまったコピーは、消費者の心に響き「買う」という行動を促させます。たとえば、ナイキの”JUST DO IT.”というコピーは消費者の心に刻まれやすく、「買いたい衝動」を誘発させる代表的なコピーです。

コンテンツライターは「伝えること」が仕事

売ることに焦点が当てられたコピーライターのコピーに比べ、コンテンツライターの書く記事に「直近で売ること」は求められていません。その代わりコンテンツライターの書くコンテンツには、消費者のためになる情報をコンテンツとして提供することが求められています。ここでいうコンテンツとは、ブログ記事、Eブック、ホワイトペーパーなどを指します。

たとえば、靴を売るブランドのウェブでは特定の靴のプロモートをするのではなく、「自分にあった靴を選ぶ3つの方法」という情報を記事として発信します。靴を買ううえで役に立つ情報をコンテンツとして与えることにより、消費者とブランド間での理解や信頼という関係性を長期的に育むことができます。

信頼が地盤にあると、口コミやリピート買いにも期待ができます。すると、コピーライターのコピーのように単発的に売ることはできないとしても、長期的に優良顧客との関係性が構築できるのです。

求められる文章のクオリティは変わらない

コピーライターとコンテンツライターが書く記事の目的が違うことは理解できたでしょうか。しかし、記事の目的が違うからといい、文章を書くうえでの基本的なルールは変わりません。わかりやすい文脈で語彙に富んだ文章を書くことや、間違った文法を使わないということはライターとして常に心がける必要があります。

従来のコピーライターがコンテンツライターへと転身する際は、まず求められている記事のトーンを理解することからはじめてみてください。コピーライター時代に書いていたような「企業が伝えたい情報」を軸にしたトーンで書いてしまうと、本来「読者の知りたい情報」をまとめるべきコンテンツと、トーンが逆になってしまいます。トーンの違いを理解することで、より効果的なコンテンツを書けるはずです。

 

著者プロフィール

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Story by A
ニューヨークを拠点とする異文化ジャーナリスト。メインは旅行や異文化交流、他にもデジタルマーケティング、美容、ライフスタイル、恋愛、子育てなど多岐に渡って執筆中。座右の銘は「今を生きろ」。世界5大陸全てに友達を持つことが自慢。世界各国にいる友達を少しずつ訪ね歩く記録を綴ったブログStorybya.comが近日公開予定。

 

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