思わずクリックしたくなる!WEBライターが覚えておきたい魅力的なタイトルの作り方

思わずクリックしたくなる!WEBライターが覚えておきたい魅力的なタイトルの作り方

ヒットする記事は、タイトルから読者を惹きつけます。内容が難しかったり、ニッチだったりしても、タイトルが読者の心をつかめば、その続きは自然と読まれるものです。では、そうした魅力的なタイトルは、どうやって作ればよいのでしょうか。

今回は、思わずクリックしたくなるタイトルを作るための心構えとテクニックをご紹介します。

タイトルは記事の主役!納得いくまで徹底的にこだわる

あなたは、タイトルにどれくらいこだわっていますか? 「忙しいから」「なんとなくいい語呂だから」と、適当に作っている人は要注意。タイトルには、たとえ何時間かかっても、納得いくまで練り込む価値があります。多数の記事が存在するWEBの世界では、タイトルは最大のアピールポイント。より多くの人に読んでもらうためには、30字〜40字の短文でいかに記事の魅力を伝えられるかが肝といえます。

ただし、タイトルには誠実でなければいけません。アピール効果を狙って誇大表現で煽ったり釣ったりすると、かえって信頼を失うことも。キャッチーなタイトルで読者をだますのでなく、噓偽りのない情報を提供し、読者に信頼されることがファンをつくる近道です。

見た瞬間に驚きや疑問が生まれるタイトルを

タイトルには、インパクトも重要です。いくら誠実であっても、わかりきったようなことを言ったり、平凡な表現を選んだりしていては、読者の目に止まりません。見た瞬間に、そこに驚きや疑問が生まれるような仕掛けを盛り込みましょう。

たとえば、視覚効果を狙って、タイトルの冒頭に【】を使うと効果的です。【伝説】【驚愕】【復活】など、言いたいことをシンプルにまとめて【】でくくるだけで、読者の興味をそそります。また、タイトルで結果を先に言い切ってしまうのもひとつの手。その結果がインパクトのあるものならば、なぜそうなったのか理由が知りたくなり、クリックにつながります。
ほかにも、山田真哉著『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のように、誰もが疑問に感じそうなことをシンプルに訴えかけるのも有効な手法です。

小技が光る!タイトル作成テクニック5選

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魅力的なタイトルを作るための心構えや仕掛けが分かったところで、覚えたいのがテクニック。思わずクリックしたくなる魅力的なタイトルを作るための5つのテクニックをご紹介します。

  1. 濁音を利用する
    力強い印象を持つ濁音は、タイトルに迫力を与えます。特に「ガギグゲゴ」は印象に残りやすいといわれています。ただし、女性向け記事の場合は、サ行やマ行、「パピプペポ」の半濁音など柔らかさや丸みのある文字を散りばめたほうが好印象でしょう。

  2. かな、カナ、漢字、数字をバランスよく盛り込んで見やすくする。
    文字は特定の種類が偏ってしまうと、見にくく感じるものです。これら4種類をバランスよく盛り込むと、見やすく伝わりやすいタイトルになります。

  3. 意外性のある言葉を組み合わせる
    「農業・IT」「肉・ダイエット」のように、一見すると相反した言葉を組みわせると、意外性が生まれます。少ない文字数でインパクトを出したいときに便利なテクニックです。

  4. 「成長したい」「得したい」という読者の願望に寄り添う。
    読者の多くは、ためになる情報や得をする情報を求めています。「出世する方法」「結婚する方法」「自然とお金が貯まる方法」といった願望に寄り添ったタイトルは、読者の好奇心をそそります。

  5. 取材で心に残ったセリフを引用する。
    取材記事の場合は、対象者のセリフのなかで自分自身が心に残ったものをタイトルに入れる手法もあります。対象者の想いを伝えたいときに、絶大な効果を生むことがあります。

以上5つのテクニックをセンスよく取り入れて、魅力的なタイトルを完成させましょう。

まとめ

原稿に真摯に向き合い、愛情を込めてつくった記事は、自ずと魅力を放つものです。そこにテクニックを利用し、さらに輝きを与えれば、より光る記事に仕上がります。ライターには、タイトルを1つしか考えない人も多いですが、何通りものタイトルを提案するくらいの心意気が必要です。タイトル候補がいくつかあると、クライアント側もよりニーズに近いものを選ぶことができます。タイトルは記事の主役。手間や時間を惜しまずに最高のものを作り上げたいですね。

 

著者プロフィール

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古賀 令奈
京都在住のフリーライター・エディター。得意ジャンルは、美容・健康・医療・ライフスタイル。主に大手コスメ企業や健康用品・家庭用品ECサイト、医療機関などのブログを執筆。「天下取りの相」といわれるマスカケ線を両手に持ち、一流のWEBライターを目指して励むものの、道のりはほど遠い。

 

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