打ち合わせはプレゼンの場!ライターに求められる心構えとは

営業やお問い合わせ、あるいは知人から紹介されるケースであっても、「では、一度お打ち合わせで詳細ご説明できれば幸いです」と打ち合わせが求められることは多々あります。

メールや電話だけでは伝えにくい込み入った内容を伝える必要があったり、あるいは打ち合わせをするなかで企画の方向性を詰めていきたい狙いがあったり。もちろん、初対面の相手だったらライターの人となりを確認したい、という意図もあるでしょう。

「メールのやり取りだと盛り上がるんだけど、打ち合わせだとあまり盛り上がらないんだよな……」「もっと自分をアピールできればいいんだけど、過去の実績くらいしか伝えられてないな……」と悩む人は、ちょっとした心構え次第で打ち合わせへの苦手意識がなくなるかもしれませんよ。

何が好きかをアピールしてみよう

皆さんはブログやSNSを活用して、自分の得意分野や好きなことを上手く外部に発信できていますか? もし充分にできているならば、お仕事を依頼された時点で得意分野にマッチする案件が相談されるかもしれません。そうでないなら、打ち合わせの場を上手く活用して、どんなことが得意かをアピールする必要があるでしょう。

ライターにとって、自分の専門性を明確にしておくことは非常に重要です。これは、仕事を頼む立場から考えるとわかりやすいでしょう。「新しく◯◯のメディア作ることになったけど、そういえば◯◯といったらあの人が詳しそうだったな」と思い出してもらえるライターになること。思い出してもらうきっかけづくりのためにも、打ち合わせでしっかりと印象付けることは大事だと思います。

とはいえ、得意なことを打ち合わせでアピールするのは、なんだか少し気恥ずかしいし難しいかもしれません。そんなときは、何が好きかを雑談交じりに打ち合わせで話せると良いでしょう。仕事と関係なさそうな普段の趣味や、あるいは学生時代の経験などでも、ほかのライターと差別化できそうならアリです。好きなことをしっかりと伝えられたら、「まだ企画段階なんだけど、ちょうどあなたの好きな分野でメディア作ろうと思っていて」と潜在的なニーズに刺さるかもしれません。ちなみに私の場合、「ゲームが好き」「アイドルが好き」と打ち合わせで話すとお仕事に発展することが多いです。

熱中しすぎて自分語りが過ぎてしまうのは良くないかもしれませんが、自分がどんなライターかをアピールする上で「好き」は欠かせない要素だと思います。

どんな企画をやりたいか提案してみよう

頼まれた仕事を黙々とこなすライターと、自分から企画を提案できるライターどちらになりたいですか?
ライターとしての仕事を始めた直後は前者で問題ないかもしれませんが、長くライターを続けていくなら企画提案できるライターになる方がきっと面白いと思います。

いきなり企画書を作って送りつけても暖簾に腕押しかもしれないので、最初は打ち合わせを利用してさり気なくアピールするのが良いでしょう。「私だったら、御社メディアでこんな企画をやりたい」と話題のひとつとして軽く伝えるだけでも、なんらかのリアクションはもらえるはずです。それがそのメディアに求められている方向性にマッチしていれば、その場で企画が採用されるケースもあるかもしれません。

企画提案するためには、打ち合わせ先のメディアを事前に調べておく必要があります。どんなテイストが求められるメディアなのか、具体的にどういった読者層を想定すれば良いのかなどなど。自然と事前リサーチも兼ねることになるので、打ち合わせで簡単な企画提案をしてみるのはおすすめです。

過去の執筆実績の説明はほどほどに

今までどんなメディアで、どういった記事を書いたことがあるのかは確かに重要な情報です。ただ、打ち合わせの限られた時間で実績の説明ばかりするのは、少々惜しいと感じます。なぜなら、どういった記事を書いたのかは事前にメールなどで打ち合わせ先に共有することが容易だからです。媒体名や記事URLも併せて提出すれば、打ち合わせまでの期間で確認してくれることが多いでしょう。相手からしたら「過去の仕事はもうメールで見たから知ってるんだけどな……」と思われてしまうかもしれません。

網羅的に実績を説明するよりも、対面でないと伝えにくい「何が好きか」「どんな企画をやりたいか」をアピールする場として打ち合わせを活用した方が良いと思います。もちろん、執筆実績と併せて話を膨らませた方が盛り上がる場合などは上手くリアクションしましょう。

ライターとして臨む打ち合わせは、就職活動をするための面談とは違います。あなたがどんなことに興味があるのか、どんな人間なのかがより良く伝わるように、通り一遍のやり方でなく常に工夫しながら打ち合わせに臨みましょう。

 

著者プロフィール

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大野真樹
株式会社カラメルカラム代表取締役。フリーランスでのシナリオライターを皮切りに、オンラインゲーム業界へ。宣伝・広報をはじめ、企画・ライティングなど幅広く請け負っている。趣味はボードゲーム。好きな俳人は種田山頭火。

 

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