目の前の業務にやる気が出ない時は?原因や対処法について紹介

締め切りが近づき、今すぐやらなければいけないことがあるにも関わらず、なんだかぼーっとしてしまう、関係ないことをやってしまうといったことはありませんか?
一言でいえば「やる気が出ない」状態といえますが、対処するには簡単なようで意外と難しいことでしょう。今回は、やる気が出ない原因や、やる気が出ないときにはどうすれば良いのかを紹介します。

やる気が出ないときの主な原因とは?

仕事にやる気がわかない場合は、いくつかの原因が関与しています。まずは、当てはまる原因がないか確認してみましょう。
  • 疲れている
    気づかないうちに疲労が蓄積していて、やる気を失わせている場合があります。肉体的な疲労だけでなく、メンタル面での疲労も関係するため、心身共に疲れが溜まっていないか意識してみましょう。疲労の原因については、休む暇がない、睡眠不足が続いているなどの実感しやすい事柄に限らず、プレッシャーにさらされ続けることなども影響するため、自分が意識していない疲労の原因を探ることもポイントです。

  • 仕事環境にストレスがある
    仕事がやりづらいといった環境にいることで、やる気が出ないことがあります。ストレスの要因はさまざまですが、例えば、同僚と上手く仕事の打ち合わせができない、上司からのプレッシャーを受けているなど、人間関係に悩みであることも多いです。面と向かって接している場合に限らず、在宅業務で主にメールだけのやり取りしか行わない場合も、一人で抱えこんでしまうといったことがあります。また、職場が家から遠い、家族が周りにいて集中できない、などの物理的な環境もストレスにつながります。適宜ストレスを発散するよう心がけましょう。

  • 仕事に対する魅力を失っている
    最初は何もかもが新鮮で楽しかった仕事も、慣れていくにつれて新鮮味が失われることで、やる気が持てなくなるケースがあるでしょう。同じことの繰り返しで内容がマンネリ化している場合も徐々にやる気が失われることがあります。満足のいく評価や報酬を得られていない場合も含めて、仕事の魅力を改めて確認してみましょう。

  • 業務量が多過ぎる
    業務量が多過ぎる場合、内容を整理して取り掛からなければならない状況にげんなりとしてしまいます。手順がわからなくなってしまい、何をして良いのか途方に暮れてしまうことでやる気が起きにくくなります。また、業務量だけに限らずプライベートでやらなければならないことを同時に抱えている場合も、頭の中での整理が追い付かずやる気を失わせることがあります。業務を見直し、適切なワークライフバランスを保つ工夫が必要です。

  • 病気が隠れている場合
    環境や気持ちだけの問題でなく、病気が隠れている場合もあります。うつ病や慢性疲労症候群、燃え尽き症候群といった原因でやる気が起きない場合もあるため、思い当たる場合は病院での受診も検討してみましょう。自分一人で対処しようと頑張りすぎず、病気が原因の場合があることも忘れずに気に留めておきたいポイントです。

やる気を出すための生活の工夫

上記で解説した原因が思い当たる場合、すぐに改善することは難しい場合もあります。そのため、日々の習慣を見直しながら、徐々に改善することを意識してみましょう。

まずは規則正しい生活を

生活習慣の乱れは、疲労の蓄積をはじめとした要因へとつながるため、生活全体を見直すことも大切です。休養をしっかりとり、適度な運動を取り入れ、栄養バランスの良い食事にするなど、まずは規則正しい生活習慣を心掛けてみましょう。また、仕事とプライベートとのオンオフの切り替えを意識することも重要です。さらに、プライベートを充実させることもポイントです。余暇の時間に楽しみなことがあると、そのために仕事を頑張ろうとモチベーションが高まります。

ただし、あまりにも疲れていると規則正しい生活を心掛けることに負担を感じることもあります。そのような場合は、ひとまず休むことから始めるのがおすすめです。疲労が溜まっていてはプライベートを楽しむエネルギーもわかないため、まずはゆっくりと休みましょう。

仕事の環境と内容を見直す

仕事環境や業務内容によってやる気を失わせている場合は、客観的に把握して一つずつ解決策を探していくのがおすすめです。人間関係に問題がある場合は信頼できる人に話してみる、仕事場が遠すぎる場合やどうしても魅力を感じられない場合などは思い切って転職するなど、慎重に検討する必要はあるものの、さまざまな方法があるため、改善するべく前向きに検討してみましょう。

周りの騒音など物理的な環境に問題がある場合は、仕事時間を決めてカフェやコワーキングスペースを利用するなど仕事場を変える方法があります。マンネリ化している業務は、自分で新しい目標を作りそれに向かって取り組むのも良いでしょう。自由に目標を設定できるため、達成感を得られるタイミングも作りやすくなり、やる気を生み出しやすくなります。

やることが多過ぎる場合は、やるべきことを書き出すなどして整理し、計画的に遂行していきましょう。その際も、小さな目標作りは役立ちます。

とにかく行動してみる

締め切りが迫っていて早急にやる気を出さなければいけない場合、とにかく行動する、ということも重要です。やる気が出るのを待つのではなく、ひとまず「動く、始める」という方法も有効です。やる気の有無に関わらずそのまま始めてみると、自然と作業がはかどることもあるでしょう。脳の専門的な話では、そもそもやる気自体が存在しないといわれていることもあるため、やる気の存在自体を意識しないようにすることもまた、やる気を出す方法の一つです。

やる気が出ない原因を見極め、対処法を検討しよう

やる気が出ないという背景には、さまざまな原因があることを紹介しました。まずは原因について把握をすることが大切です。生活習慣や業務内容を見直してワークライフバランスも考慮しながら、それぞれの原因に対して適切な対処法に取り組んでみましょう。




 

著者プロフィール

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sakuri
フリーランスのライターとして約10年、さまざまな記事を執筆し、ゲームのシナリオ経験もあります。得意なジャンルはライフスタイル、健康、美容、グルメです。何よりかわいいものが大好き。お菓子や雑貨を紹介する記事ならいくらでも書いていたいけれど……生活のためBtoB向けのマーケティング記事などもひたすら勉強して執筆します。趣味は料理、イラスト制作、編み物、ピアノetc。

 

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