ライター必見!業務効率化に有効な5つのテクニックを解説

ライター必見!業務効率化に有効な5つのテクニックを解説

本業・副業を問わず、一般的にライターは原稿料で収入を得ています。これから収入アップを目指すためにも、原稿の質はしっかりとキープしつつ、業務を効率化させたい方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ライターが業務効率化するメリットを紹介した上で、実践的な5つのテクニックを解説します。

ライターが業務効率化するメリットとは?

ライターが業務効率化に取り組んだ場合、以下4つのメリットが見込めます。

  • 生産性が向上する

  • 時間的・精神的な余裕が生まれる

  • 仕事を継続的に受注できる

  • 納期遅れを防げる

上記のなかでも、生産性が向上して納品可能な原稿本数が増えることは、収入アップにも直結するといった利点があります。
また、「仕事を継続的に受注できる」「納期遅れを防げる」といった点においては、フリーランスで生計を立てるライターにとって特に重要な項目でしょう。
というのも、フリーランスの収入を安定させるには、継続的な受注が不可欠なためです。例えば、発注者側の視点に立った場合、「毎回のように納期遅れが発生するライター」に仕事を依頼したいと思う可能性は低いです。
業務を効率化させることで、自身がライター活動を継続するうえでの地盤固めにもつながるでしょう。

ライターの業務効率化に有効なテクニック5選

ここからは、ライターが業務効率化する際に有効な5つのテクニックを解説します。

1. ツールでスケジュールを管理する

スケジュールを管理する際は、カレンダーツールやタスク管理ツールを活用するのがおすすめです。PCとスマートフォンのどちらからも利用可能なツールを活用することで、スケジュールの管理・閲覧が手軽にできます。もちろん手帳やメモ帳へ手書きする方法でも問題ありませんが、転記漏れを防ぐためにも、なるべく一括で管理しましょう。

筆者は、Googleカレンダーを使ってスケジュールを管理しています。PCとスマートフォンの同期が可能なので、外出先で急に入った予定もすぐに入力でき、スケジュールから漏れる心配がありません。

また、タスクごとに色を変えたり、ファイルを添付できたりするので、自身の使い勝手に合わせて自由にカスタマイズできるのも魅力です。

2. 「構成・執筆・推敲」でタスクを分ける

記事を制作する際、「構成・執筆・推敲」と作業ごとにタスクを分けることも、業務効率化には大切なポイントといえます。なぜなら、構成のリサーチをしながら執筆したり、執筆しながら推敲したりしていると、結果的に時間が多くかかりやすいためです。

筆者の場合、まず構成のリサーチ段階で記事の内容を箇条書きした上で、執筆に取りかかります。そして、執筆するときの注意点は、なるべく筆を止めないこと。もしも途中で文のつながりに疑問を感じたり、肉付けしたい内容が出てきたりした場合も、後で見返せるように記号で目印をつけて、ひとまず最後まで書き上げましょう。

執筆の途中で推敲を始めると、細かな言い回しや語句が気になり、なかなか書き進められません。そのため、推敲するのは原稿を書き上げた数時間後、もしくは翌日以降に分けるのがおすすめです。少し時間を置くと文章が俯瞰的に読めるので、全体の流れや誤字脱字を確認しやすくなりますよ。

3. 納期は前倒しで自己設定する

クライアントの指定納期から逆算して、納期を前倒しで設定しておくこともおすすめのテクニックです。例えば、仕事を受注して10日後がクライアントとの合意で決めた納期なら、8~9日後を納期として自己設定しましょう。

この方法を実践することで、本来の納期に対して余裕を持ったスケジューリングが可能となり、納品日までに仕事が終わらないという事態を防げるようになります。仮に、急な案件の対応や修正依頼が舞い込んできた場合も、余裕のあるスケジュールを組んでいるのでスムーズな対応が可能です。

また、ライターとして当然の責任ではありますが、一案件ごとの納期をしっかりと守って納品することで、クライアントからの評価にもつながりやすくなるでしょう。

4. 文章校正ツールを活用する

推敲の段階で、文章校正ツールを使うこともおすすめです。具体的には、GoogleドキュメントやWordの校正機能が使えるほか、EnnoやShodoなどWeb上の無料の文章校正ツールを使うことで、基本的な誤字脱字や、漢字の誤用に対する修正を簡素化できます。

ただし、これらのツールですべての文章を完璧にチェックできるとはいえないため、あくまで補助的に活用しましょう。書き上げた原稿は、初めから終わりまでしっかりと自らチェックすることが大切です。

なお、筆者が実践しているのは「携帯電話で原稿をチェックする方法」で、もともとはライター/コラムニストの佐藤友美さんが『書く仕事がしたい』という著書で紹介されていました。携帯電話やスマートフォンはPCよりも画面が小さい分、文章に対する集中度が上がり、文法の間違いや誤字脱字を見つけやすくなります。

5. 仕事のオン・オフを切り替える

ライターは在宅で業務をするケースも多く、仕事とプライベートの時間を分けておかないと、業務が非効率になりかねません。仕事のオン・オフをきちんと切り替えるのも、ライター業務を効率化させるためには重要です。

筆者の場合、ChatworkやGmailなど仕事に必要な連絡アプリ以外は、スマートフォンの通知が鳴らないように設定しています。スマートフォンのOSがAndroidの方は「フォーカスモード」、iOSの方は「集中モード」を設定することで、アプリ通知の制限が可能です。

効率化しながら質の良い原稿に仕上げよう!

ライター業務を効率化するテクニックとしては、「ツールでスケジュールを管理する」「納期を前倒しで自己設定する」などの項目が挙げられます。ただし、気を付けたいのは、効率化を追求するあまり原稿の質が落ちることです。

息の長いライターとして活動するためにも、あくまで原稿の質を担保した上で、作業時間を短縮しなければなりません。常に一定レベル以上の原稿へ仕上げて納品すれば、ライターとしての信用を勝ち取ることにもつながり、継続的な受注も実現しやすくなるでしょう。

 

著者プロフィール

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田中貴浩
医療機器メーカー勤務を経て、ライターとして活動。主にコーポレートサイトやオウンドメディアのWebコンテンツ、コラムの執筆を担う。モットーは、クライアントの利益に貢献できる記事制作をすること。趣味は釣り、読書、グルメ。

 

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