集中力が続かないライターへ!簡単な工夫で、執筆の没入感を深める3つの方法

原稿執筆時の集中力を常に高く保つことは、ライターにとって大切なスキルです。しかし、いくら仕事とはいえ、それは簡単なことではありません。どうしても集中できない日だってあります。集中力が必要なときにいつでも引き出せればいいのに……と思ったことのあるライターも多いのではないでしょうか。
今回は、原稿執筆のための集中力を引き出し、そして少しでも長く保つための工夫をご紹介します。大切なのは、ほかのことに気を散らさないための没入感。3つの具体的な方法をご紹介いたします! 

1.没入感のあるテキストツールを利用する

どうしても集中できないときは、いつものテキストツールを見直してみるのも、ひとつの方法。なぜなら、普段は便利に使っている操作ボタンの、さまざまな色や形が、集中の妨げになることもあるからです。そんなときの対策として、文章を書くことだけに特化したテキストツールをおすすめします。

stone

stoneは「日本語を書くことに主軸を置いた文章作成アプリケーション」として開発されました。たった2種類のフォント、文字の大きさ、縦書き横書きの選択、行間と字数の設定。これら必要最低限の機能だけが残され、スクリーンはまっさらな白。そこに美しいフォントで文字が刻まれていきます。余計なものは一切目に入りません。3,000円と少し高額なアプリですが、今後のライター生活への投資だと思えば試してみる価値はあると思います。※こちらはMacOS用のアプリケーションです。

note

「noteは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿して、クリエイターとユーザをつなぐことができる、まったく新しいタイプのウェブサービスです」

その言葉どおり、noteではさまざまな作品を発表、閲覧することができます。note自体に実装されている機能はとても多いのですが、今回はそのなかでも文章を書くための「テキスト」という機能をおすすめします。本来はwebで公開するための文章を書く場所ですが、下書きの状態にしておけばシンプルなテキストツールとして活用できます。無料登録で使える機能ですので、気軽に試してみてください。

これらのツールは、「書く」ということだけを目的とし、画面からは余計な情報が排除されています。また、文章の両側には余白が大きく設けられているので、画面中央に視線が集中し、ほかのものに気が散らない効果を期待することもできるでしょう。

2.気分に沿ったフォントで執筆する

自分の好きなフォントや、書いている文章のトーンに合った雰囲気のフォントに設定して原稿を書いてみるのも、意外と集中力を高めてくれる方法です。stoneやnoteでもフォントを選ぶことができるようになっていますが、たとえばこんな使い分けをすることもできます。

  • 真面目な文章、落ち着いた印象の文章 …… 明朝体
  • わかりやすく説明をしたい場合、親しみやすさを伝えたい場合 …… ゴシック体

ほかにも、自分のお気に入りのフォントを探してみるのもよいでしょう。

3.作業中の手元が一番明るくなるように

フリーランスやリモートワーカー特有の悩みかもしれませんが、執筆作業の拠点となる自室には誘惑がいっぱいです。自分のための空間ですから、お気に入りの雑貨や、読みかけの本、趣味の道具……集中力を削ぐ誘惑は数知れません。部屋の物を大幅に減らしたり、執筆専用の作業部屋があれば解決する悩みですが、なかなかすぐには実現できないとなると対策が必要です。

試してみてほしい方法は、作業中の手元を部屋の中で一番明るく設定すること。部屋の照明を少しだけ落としてもいいですし、明るめのライトで手元を照らすようにしてもよいでしょう。手元も部屋全体も同じ明るさだと、すべての情報が同じように目に入ってきて、気が散りやすくなってしまいます。それを防ぐために、部屋の方を暗くするか、手元の方を明るくするかして、作業中の手元が部屋のなかで一番明るくなるようにするのです。

このように、原稿執筆中のPC画面以外へ意識が向かないように、そして画面への集中を高めるために照明の明度を調整するのは、簡単ですが効果の期待できる方法です。自分が心地よい方のやり方で試してみてください。

参考:

ライターに必要な、環境を整える技術

以上3つの方法をご紹介しました。どれも小手先のテクニックのようにも感じられますが、自分が書きやすく、気持ちが乗りやすい環境を整えるという面では無意味ではないはず。どういう方法であれ、まずは書ききることが重要です。そして、どのような方法や環境が自分の集中力を高めてくれるのかを知っておくことも、ライターの仕事には大切なことなのではないでしょうか。

 

著者プロフィール

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小島杏子
尾道在住のWebライター。僧侶。NPO関係の記事執筆が多く、自分自身も「(私が)健やかに過ごせる社会や暮らしの仕組みってなんだろう……」といつも考えている。仕事以外にも、エッセイを書いたり、デザインや英語の勉強を続けており、いつか仕事につなげたい。アイスランドとフィンランドが好き。

 

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