フリーランスだからこそできる!「二拠点生活」の楽しみ方

フリーランスだからこそできる!「二拠点生活」の楽しみ方

ライター、エディターのいいところは「どこでも仕事ができる」こと。そのメリットを最大限に活かして、あなたも「二拠点生活」をしてみませんか? 実際に東京と香川県高松市で二拠点生活を送っている筆者が、その「リアルなところ」と「コツ」をご紹介します。

二拠点生活だからできるライフスタイル

「田舎暮らしが夢だけど、今の仕事も手放せない」、「仕事は都会にあるけど、本当は田舎暮らしが好き」・・・。そんなあなたにオススメしたいのが「二拠点生活」です。中には、複数の拠点を行ったり来たりする「他拠点生活」を送っている方もいますが、まずは二拠点から始めてみませんか。

ビジネス、特にライターの仕事は、まだまだ都会が中心。クライアントはほとんど都会に拠点がある・・・ということがほとんどです。しかし、フリーライターの良いところは「ライティングはどこでもできる」こと。取材や打ち合わせを都会で対応して、普段は田舎でのんびり執筆・・・なんてライフスタイルが実現できます。

あるいは、都会にいる間に集中して仕事を行い、まとまった休みを地方の拠点で過ごして気分転換、というライフスタイルもあります。いずれにせよ、自然豊かな田舎の拠点を持つことで、心も体もリフレッシュできることが、二拠点生活の大きなメリットです。

家庭菜園や畑仕事が好きな方は、田舎だと庭付きの住宅なども多いので、自分で育てた野菜を食べる楽しみも味わえます。もちろん、都会に出てきている間のお世話をどうする? という課題は出てきますが。 二拠点生活は、都会での仕事や楽しみだけでなく、田舎暮らし、自然豊かな生活も味わえる、とても欲張りなライフスタイルです。

実はハードルが下がっている二拠点生活

「二拠点生活をする」となると気になるのは、まずはコストではないでしょうか。都会か地方、どちらかに持ち家がある方でなければ、家賃が二重にかかってしまうことになります。

しかし、最近は地方自治体が移住を推進する取り組みを展開しているケースや、空き家に住むことで家賃が「無料」になる制度なども登場し始めています。こういった情報は「一般社団法人 移住交流推進機構(JOIN)」や各自治体のウェブサイト、または都会にある地方自治体の出先機関などでも情報を入手できます。

もう一つのハードルは「交通費」。長距離移動は交通手段を選ばないと、どうしても費用が大きくなってしまいます。

しかし、最近は「ローコストキャリア(LCC)」と呼ばれる格安航空会社が一般化、就航路線も増えてきています。また、JALやANAといった、いわゆる「フラッグシップキャリア」と呼ばれる航空会社でも、搭乗日の75日前にチケットを買うことで、大幅に割引されるサービスなどもあります。このようなサービスを活用するのがオススメです。新幹線移動の場合は、JRが発売する割引乗車券や、企画乗車券などをこまめにチェックして、上手に使うのがポイントです。

二拠点生活における一番のハードルは「交通費」。できるだけ抑える工夫をしたいところです。

二拠点生活を快適にするためのコツ

最後に、二拠点生活をより快適にする「コツ」を3つ、ご紹介します。

1.「移動コスト」を極力減らす

二拠点生活における最大の課題は「移動」です。前述の移動の費用をできるだけ抑えるだけでなく、移動による精神的・肉体的疲労をどれくらい軽減できるか、も重要なポイントです。

人によって、「車移動はいいけど、電車で長時間はきつい」や、「新幹線なら何時間でも乗れるけど、飛行機は無理」「何でもいいけど短時間がいい」など、移動に対する「耐性」は大きく違います。自分は何が耐えられて、何がNGなのかを知っておくことは、二拠点生活を送る上ではとても大切です。

もう一つは「移動時間も稼働時間にする」こと。フリーランスの場合、ただ移動していても収入は発生しません。移動中もできるだけ仕事ができる環境を整えたり、そうでなければインプットの時間に充てたりすることをオススメします。

そうすることで「この時間にこの仕事が片付けられる♪」と、移動に対する精神的負担が軽くなったりします。

2.スケジュールを綿密に組む

二拠点生活では、できるだけ一つの拠点に長くいられるようにスケジューリングするのがオススメ。そうでないと、交通費も移動の時間も余計にかかってしまうからです。

そのためには、都会にいる間に、都会でしか会えない方とのアポを集中させること。ライティングは都会でしても、田舎の拠点でしてもクオリティは変わりません。しかし、都会にいるクライアントや取材相手と対面で会うのは、田舎にいては無理です。

間違えて「田舎の拠点にいる予定なのに、都会のクライアントとリアルミーティングを設定してしまった!」といったことがないように、注意しましょう。

3.周りの人の協力を得られる努力をする

そして、何と言っても周りの方の協力無くしては、この生活は成り立ちません。クライアントや一緒に仕事をしているメンバー、あるいは田舎の拠点のご近所さんに手土産を持って行って、協力をしてもらえる関係作りをしておくと、何かと楽です。

いかがでしたか。二拠点生活はライターにこそピッタリなライフスタイルだと思っています。ちょっと「イイな」と思った方は、ぜひトライしてみてください! そしていろいろ情報交換しましょう。

 

著者プロフィール

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あべのぶお
大学卒業後、編集プロダクションにてライターとして勤務。月平均10〜15件の取材、並びに延べ50人以上の経営者へのインタビュー、原稿執筆を担当。その後、出版社に転職、企業広報に関する月刊誌の編集を担当。その経験を活かして機械・半導体メーカーに入社し、広報担当者としてプレスリリースや社長メッセージの代筆などを担当。ビジネスや経営に活かせる文章の書き方を磨く。
現在は経営課題を解決し、ビジネスを加速させる文章を書く「経営戦略作家」として活動中。モットーは「人の想いを文章にして後世に遺す」。
ブログ:https://ameblo.jp/abenob2010

 

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