コンテンツ企画立案セミナーを開催!マーケティング担当者が記事制作に挑戦

コンテンツ企画立案セミナーを開催!マーケティング担当者が記事制作に挑戦

2015年8月5日、株式会社イノーバ主催のセミナー「コンテンツマーケティング担当者なら知っておきたい!コンテンツ企画立案とWEBライティングのいろは」が開催されました。(主催:株式会社イノーバ、場所:文京区小石川)

企業のマーケティング担当者を対象とした当セミナーには24名の方が参加。PENYA編集長の藤島由希が登壇し、オウンドメディアをローンチする際の事前準備や、コンテンツ制作の実践的なノウハウについて講義しました。

ここでは、講義のポイントを要約します。

コンテンツ制作の成否は「事前準備」で決まる

第1部では、オウンドメディアを運用するにあたっての準備の重要性についての講義が行われました。

多くの企業が取り組みはじめているオウンドメディアですが、運用段階でつまずく企業も少なくありません。オウンドメディアの運用がうまくいかない原因の一つは、事前準備の不足です。

オウンドメディアを開設する際には、目的と目標、目標達成を計る具体的な指標と期限の設定、ペルソナの設定など、事前に決定するべきことがたくさんあります。これらの準備は、小さなメディアでも通常は1〜2ヶ月はかかる作業です。このステップを飛ばすと、途中で方向性を見失い、読者にとっても不可解、不親切なメディアになります。

メディアを開設する前に、メディアの方向性と戦略の設計をしっかりと固めることの重要性が強調されました。

企業ブログ執筆における基本的な文章の作り方とは

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メディアの方向性が決まったら、次はそれらに従ってコンテンツの制作に入ります。企業のオウンドメディアでは、社員ブログをコンテンツにしている例も少なくありません。マーケティング担当者はブログ執筆も兼任する場合がありますが、“人に読ませる”読み物としての文章を書く習慣が豊富とは言えないでしょう。

そこで第2部では、記事執筆の実践的な方法についてのワークショップが行われました。

読まれるタイトルの作り方とは?

いかにしてターゲットにリーチするコンテンツを作るのか、メディア運用の担当者にとっては悩みどころです。コンテンツを読ませるために欠かせないのが、コンテンツのタイトルです。

今回は、ご参加のみなさんに「自分がついクリックしてしまった記事のタイトル」の一覧を宿題として提出していただきました。

  • 「開封率が2倍になったメルマガタイトルの作り方」
  • 「ティラノサウルスはモフモフだったのか、ツルツルだったのか。恐竜の毛問題を考察する」

など、確かに目を引くタイトルが出てきました。受講者のみなさんはグループに分かれ、なぜ自分がそのタイトルに目を引かれたのかを分析し、読まれるタイトルに必要な要素についてディスカッション。グループ内でベストタイトルを決め、発表していただきました。

WEBメディアでのタイトル作りにおいては、「30文字程度」、「キーワードが入っている」、「具体性がある」など、いくつかのベーシックなルールがあります。

しかしその前に、まず欠かせないのは読者としての目線。自分が普段読むのはどのような記事なのか、ピックアップして分析することで、読者の視点に立ち戻ることを体験できたのではないでしょうか。

ブログを書く前にアウトライン(骨子)を作る

企業のオウンドメディアでは、カジュアルな社員ブログをコンテンツとしているケースも多く見られます。ブログでも記事でも、文章を書く前に必ず作らなければいけないのが、アウトライン。

第2部の後半では、文章を書く習慣の少ないメディア担当者を想定し、アウトラインの基本的な作り方を学ぶワークショップが行われました。

受講者のみなさんは、講義の中で解説された手順に従って、自分の企業に関するブログを書く想定でアウトラインを作成。筆がスラスラと進んでいる方もいれば、苦心している方も。やはりアウトラインの作成は、慣れと経験の必要な、難易度の高い作業といえそうです。

メディアのトレンドを押さえ、新しい表現に挑戦

セミナーの最後、質疑応答の時間には、現場でたくさんの悩みを抱えるマーケティング担当のみなさんから多くの質問が寄せられました。

「自社のメディアを今後どうしていけばいいのか」「これからどのようなコンテンツが流行るのか」

いま、どの企業も、自社メディアをどう改善できるのかを模索しています。先進的な企業のオウンドメディアでは、常に新しい表現や手法への挑戦が行われています。それらの事例の紹介とともに、情報収集を欠かさず、新しい方法に取り組み続けることの重要性が語られました。

質問は止まず、大いに盛り上がりを見せて、セミナーは終了しました。

企業メディアのトレンドを担うのはライター

こうした企業のオウンドメディアの執筆を担うのは、プロのライターです。クライアントの要望をきちんと吸い上げ、マーケティング視点を織り交ぜた効果的な記事を執筆できるライターほど、活躍フィールドは広がっていきます。

今後PENYAでは、コンテンツマーケティングの領域で活躍できるライター育成を強化していきます。

ライターさんを対象とした「マーケター視点での記事制作のノウハウ」などのセミナー、勉強会も開催していく予定です。どうぞご期待ください!

 

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PENYA事務局
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