クリエイターなら知っておけ!スランプのきっかけをつくる「副腎疲労」のこと

クリエイターなら知っておけ!スランプのきっかけをつくる「副腎疲労」のこと

自己管理が求められるフリーランスのライターにとって、モチベーションをキープするのも仕事の一つと言えます。

でも、正直なところ、やる気が出ない時は何をやっても出ない! 

では、なぜ人はスランプに陥ってしまうのでしょうか? 

やる気のもとはホルモンにあり!

スランプとは、たいてい一時的なものですが、場合によっては長引いてしまうこともあります。やる気が出ない、いいアイディアが浮かばないといった状態が続けば、仕事にも支障をきたしてしまいます。とはいえ、そういうときに無理やりがんばろうとしてもどこか空回りになり、さらに疲れ果ててしまうことも少なくありません。

こうした悪循環を生み出してしまう根本的な原因のひとつに、ホルモンの影響があります。日中の活動を支えるコルチゾールや、やる気に関わるといわれるアドレナリンなどのホルモンは、クリエイティブな時間にも大きく関わります。体内での分泌力が低下すれば、やる気や集中力が落ち込み、ピンとくるようなアイデアの発見もできなくなってしまうのです。

スランプを招くのは「副腎疲労」だった!?

でも、ホルモンなんて、普通は勝手に出てるものでしょ? と思うかもしれません。ホルモンを分泌して、身体全体に命令を出しているのが「副腎」という臓器です。

この副腎は、ストレス対処に大きく関わる臓器でもあります。

日々、新たなアイデアを生み出すクリエイターのような仕事では、当然ストレスも大きくかかります。それが一時的であればよいのですが、長期化するうちに副腎そのものが疲弊して、機能が低下してしまいます。この「副腎疲労」が慢性化すると、ホルモンの分泌に障害が生じ、気が付けば、穴に落ち込んだようなスランプを引き起こしてしまうのです。

「副腎疲労」は大なり小なり、多くの人が経験するものです。ただ、ひどい場合には、動けなくなってしまったり、うつ病のような症状を起こしたりしてしまうことも。スランプ対策には精神面のケアも大切ですが、実は体の内側が大きく疲れ切っている可能性もあるというわけです。

スランプ回避のためにやっておきたい5つのこと

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では、疲れてしまった副腎をいたわり、スランプに陥るのを防ぐためにはどうすればよいでしょうか?

普段から意識しておきたい5つのポイントを紹介しましょう!

1.カフェインを減らす

coffee-400049_1920.jpg眠気覚しや集中力アップのためにカフェインを愛用している人も多いと思います。カフェインによって覚醒する感覚があるのは、副腎を刺激して、ホルモンをたくさん出させているからです。つまり、副腎にムチを打つ行為なのですね。一日中、カフェインが必要な人は、すでに副腎の機能が低下している証拠。カフェインを減らすことで、集中できないと感じるなら、それが本来の体調なのです。カフェインを取り続ければ、いつかガックリ来るかも……。

副腎にやさしいカフェインレスの飲み物を選んで、少しずつでもカフェインの量を減らしていきましょう。

2.ビタミンCを摂る

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体内のなかでも、特にビタミンCを必要とするのが副腎です。ストレス対策にビタミンCが必要と言われるのも、こうした理由があるんですね。人間は自分の体内でビタミンCを作れないため、外からのビタミンC補給は必須です。果物に多く含まれますが、食べ過ぎると肥満の原因に。また、市販のジュースに含まれるビタミンCはすでに酸化しているため使えません。飲むなら手作りジュースにしてくださいね。

どうしても不足しがちな人は、天然の成分で作られたサプリメントを使うのもひとつの手です。
 

3.寝起きの一杯は天然塩を入れて

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副腎疲労がある人は、朝起きるのが苦手です。起床後になかなか疲れが抜けない、午前8時を過ぎないと起き上がれないという人は要注意。そこで、天然塩を含んだ白湯を寝起きに飲むようにしましょう。バランスの良いミネラルは、副腎の動きをカバーしてくれます。

特にストレス下で多く失われるマグネシウムは必須。おすすめは、沖縄の天然塩「ぬちまーす」です。

4.身体を冷やさない

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副腎疲労を招く意外な盲点が「冷え」。身体が冷えると、体温を維持するために多くのエネルギーが必要になり、副腎にも大きな負担がかかります。冬場の防寒はもちろん、夏の冷房による冷えにも注意すること。

特に座りっぱなしで筋肉量の少ないクリエイターにとっては、冷えは大敵と自覚しておきましょう。
 

5.ディスプレイは大きなものを

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疲れていてPC画面を見るのは辛いのに、なぜかスマホだと長時間でも見てしまうことはありませんか? これは、小さな文字を読み取ろうと、身体が無理やり集中した結果です。小さな画面を見つめるのは強いストレスとなり、多くのホルモンがカバーしようとします。こうして副腎疲労を悪化させてしまうのです。

作業中はできるだけ大きなディスプレイを選び、身体への負担を減らすようにしましょう。

ライフスタイルを見直してモチベーションをキープ!

クリエイターにとってスランプは避けたいもの! 休める時に休むのが一番ですが、納期が迫ればそうもいきませんよね。ライフスタイルを見直して、副腎をいたわり、無理なくモチベーションをキープしたいですね。

 

著者プロフィール

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みのうかなこ
MC歴15年以上、現在はヨガインストラクターと並行して、フリーのライター&編集者に。得意ジャンルは、健康系全般。喜びを体感する「ラフターヨガ(笑いヨガ)」のすばらしさを伝えたいアラフォーママ。

 

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