ネタを探しに築地市場に行ってきました!

国内最大の生鮮マーケットとして、今や海外からも熱い視線を集める築地市場。

先日、コンテンツディレクター横田がその場内を見学してまいりました!

実際に足を運び、市場の活気に触れる……。良いコンテンツ作りのヒントを求めて、
たまにはデスクを離れた「フィールドワーク」も大切ですよね。

ということで、グルメガイドには載っていない、築地のさまざまな「顔」を発見して来ました。

人々を惹きつけてやまない築地、
その魅力は、新鮮な食材だけではなかったのです!
今回は、築地がコンテンツの宝庫である理由をご紹介したいと思います。

曲線構造が美しい建築

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午前7時、築地市場の第一大通路。この写真から何か気づきませんか?

通路の天井を見上げると、建物が弧を描いていることが分かります。

この特徴的な曲線構造は、かつて運輸が鉄道メインだった頃、
市場に引き込んだ線路のカーブに沿っていた名残だとか。
屋根からそそぐ朝日の直線との対比が美しいですね。

そして、もちろん「市場内は指定場所以外禁煙」です!

とにかくモノがいっぱい積まれている!

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通路には所狭しといろんなモノが山積みされており、
その物量に圧倒されてしまいます。

冷凍された魚、活魚が泳ぐ水槽、旬の野菜、食材を運ぶための箱や
並べるための台……。

とにかく空間いっぱいにモノが詰まっていて、眼が忙しい!

部外者の私にはカオティックに映るけど、働いている人たちにとっては、
きっと秩序に従って重ねられたり並べられたりしているんだろうなあ。

なんて想像してみたり。

ノスタルジックな電球に照らされて

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市場内には大きな照明装置がなく、通路上部の鉄筋や店先に吊るされた電球が、
柔らかな光を放っています。

どこか懐かしい、オレンジがかった電球の光が、忙しく立ち働く人々を照らす
風景は、強く惹かれる風情があると思いませんか。
こうしたノスタルジックな雰囲気に出会えるのも、築地の魅力なのかもしれません。

ターレと大八車が狭い通路を行き交う!

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市場内の通路をひっきりなしに行き交うターレット(通称ターレ)という
小型運搬車。

私、最高にカッコイイ乗り物だと思いました!

市場内の狭い通路だろうが、観光客でいっぱいの場外だろうが、
我がもの顔に走っていく。
ひと仕事終えた様子のお兄さんが、颯爽とターレを走らせて行く後姿、
とにかく粋でしびれました。

そして年季の入った大八車も、現役で活躍していましたよ。

こうした景気のイイ道具立てが、築地らしい賑わいをさらに活気づけているん
ですね。

やっぱり命をいただいてるんだ

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魚市場では、あちこちで魚を捌く光景が。
そしてこの写真のように、赤く染まった水の容器やバケツも目に入ってきます。
通路の空気にはうっすら血の香りが混じっていることも。

築地を歩き、食べることは命を奪うことなんだナ、と改めて実感が湧きました。

波除神社で不思議な塚を発見

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築地の守り神を祀る波除神社。厄除天井大獅子、お歯黒獅子とよばれる、黒と赤の
立派な獅子頭があります。 そして不思議な塚を発見!

「すし塚」「玉子塚」「海老塚」などの文字が彫られています。

築地で取引される食材に感謝するために建立されたのでしょうか。
築地で働く人々の深い心遣いを感じました。

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来年2016年には、場内市場は築地から豊洲へと移転されます。

でも、「築地」という場所が放つ磁力のような魅力は、決してマーケットとしての
役割だけにあるのではない、ということは記憶にとどめておきたい。
今回の見学でしみじみ思った横田でした。

 

著者プロフィール

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横田ゆき
お茶の水女子大学大学院を卒業。在学中は古典や民俗学に興味を持ち、上代文学を研究する。卒業後は学芸員を目指しながらInnovaでアルバイトとして働き、2015年度に正式入社。趣味は美術史に触れることと読書。

 

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