SEOを正しく理解しよう!「ニーズ」から逆算する記事の作り方

記事を企画するときに、「なんとなく」で記事に入れるキーワードを選んでいませんか? Webライティングでは、読者のニーズに向けて記事を作り届けることが重要になります。思いつきでタイトルを設定したり、やみくもにキーワードを記事の中に散りばめたりしただけでは、期待どおりの効果は上がらないでしょう。

そこで生かしたいのが、SEOについての知識。

SEOを意識しなくてはならない本当の理由を理解すれば、読者にとって満足度の高い記事を届けられるようになります。

SEOは読者のニーズを知ることから

SEOとは、Webサイトを検索結果ページで上位に表示させるための施策のことです。インターネット上には、SEOに関するさまざまなテクニックを紹介した記事があふれていますが、なかには「キーワードをタイトルや見出しに入れよう」という小手先の対策で終わってしまっているものもあります。

もちろん、キーワードをタイトルや見出しに入れるのはSEOの基本であり、効果的な手法です。しかし、単にテクニックだけを覚えても、それではSEOの本質を理解しているとはいえません。読者が検索をしているときに何を求めているかを見極めたうえで、それに合わせて記事を作るのがSEOなのです

読者のニーズから逆算して「答え」となる記事を作る

Webライティングのなかでも、特に企業が展開するオウンドメディアの記事には、明確な目的があります。それは、最終的にはその企業の商品やサービスの購入につなげるということです。オウンドメディアでのライティングを発注された場合にまず考えるべきことは、読者のニーズです。読者とは将来顧客となりうる見込み客のこと。その読者が、現在どのようなニーズを抱えているのか、そのニーズは何によって満たすのかを考え、記事に落とし込みます。そのようにして、読者のニーズを満たした記事を発信していくことでメディアに対する信頼感が高まり、やがて顧客へと育っていくのです。

さて、ここで重要になるのが検索キーワードの選定です。キーワードは、読者がどのような情報を知りたいと考えているのか、何に悩んでいるのかを表しています。記事を執筆する際には、あるニーズが、どのようなキーワードで検索されるのかを常に意識しましょう

企画の運命を握る「キーワード」を選ぶためのツール

それでは、企画の運命を握るキーワードをどのように選べばいいのでしょうか。ここでは、選んだキーワードにどれくらいのニーズがあるかを調べたり、自分では思いもつかないキーワードに出会ったりするために、強い味方となるツールをご紹介します。

「Googleキーワードプランナー」

まず、主題となるキーワードを探すときは、Googleの「キーワードプランナー」がおすすめです。候補に考えているキーワードを検索フォームに入力して、そのキーワードの月間平均検索ボリュームを確認しましょう。検索ボリュームの数値が大きいほどそのキーワードに関して関心を持っている読者が多く、小さいほど少ないことがわかります。また、商品の種類によっては季節に合わせた企画を考えることも必要なので、月ごとの検索ボリュームも把握できる「キーワードプランナー」は大変便利です。記事の配信時期に合わせてニーズの高そうなキーワードを選びましょう。

このツールでは、調べたキーワードと、関連性の高いキーワードも候補として表示されます。読者が知りたいであろうキーワードのリストが出てくるので、そこから記事に落とし込むべき関連キーワードを見つけましょう。
自分にない発想が得られることも、ツールを利用するメリットです。一人でキーワードを考えると偏った視点になりがちですが、自分では思いつかないものが数多く見つかるので、幅広い選択肢から選出できます。

「関連キーワード取得ツール」

関連性の高いキーワードを知りたいときは、「関連キーワード取得ツール」も便利です。こちらは検索ボリュームは出ませんが、関連キーワードがあいうえお順で見やすく表示されるほか、キーワードにまつわるYahoo!知恵袋や、教えてgoo! での質問にリンクが貼られるので、ネタ集めにうってつけです。

注意しなくてはいけないのは、気になるキーワードが見つかったとしても、検索ボリュームが著しく小さい場合があること。キーワードとして選ぶ前に、検索ボリュームは必ず調べましょう。関連キーワード取得ツールでいくつか候補を挙げてから、キーワードプランナーで検索ボリュームを調べて候補を絞るのがおすすめです。

実際に企画を考えてみよう

キーワード選定の方法がわかったところで、実際にキーワードをもとに企画を考えてみましょう。たとえば、インテリアショップのECサイトを運営するクライアントの記事を作るとします。ここでは「ソファ」を使って、企画を構想してみます。

キーワードの組み合わせから記事の方向性を決める

検索ボリュームが大きいほどニーズが多いとはいえますが、単体のキーワードで検索ボリュームが大きいキーワードにはいろいろなニーズが含まれている場合も多いため、これだけでは記事のテーマを絞ることが難しくなります。

たとえば、家具のなかでも検索ボリュームが大きい「ソファ」には、ソファの激安情報からお手入れ方法までさまざまなニーズが含まれています。「ソファ」と検索した読者がどのような情報を欲しがっているのかを特定することができず、記事の方向性を絞ることが難しくなります。
sofa1.pngですが、ここに「選び方」を追加して「ソファ 選び方」としてみると、ソファを選ぼうとしている人だけが対象となるため、記事の方向性を絞ることができます。

sofa.png

反対に、「ソファ 買い替え」では検索ボリュームが小さすぎます。これは「ソファ 買い替え」で検索している人が少ないということです。ですので「買い替え」の話は主題には選ばず、たとえば「ソファ 寿命」と調べる人に対して、ソファがどれくらい持つのかをテーマとした記事を作り、そのなかのひとつのトピックとして、「買い替え」のポイントを書く方がいいと考えることができます。理想的な検索ボリュームは100〜3000程度といわれているので、目安にしてみてください。

ただし、検索ボリュームが小さいニッチなキーワードでも、その記事を読むことで購入につながりそうな場合は例外。たとえば「ソファ 買い替え 引き取り」だと、検索ボリュームが少なくても、すでに現在、買い替えたいと思っている人だと考えることができます。このように購入に近い読者ニーズのキーワードで、なおかつ検索ボリュームが小さいキーワードであれば、的確に狙った読者に届きやすくなり、さらに購入につながる可能性が高くなります

キーワードの種類を増やすと、記事を読んでもらえる可能性があがる

主題となるキーワードはもちろん重要ですが、関連するキーワードを上手に追加すると、より記事が充実しますし、多くの人に読んでもらうことができます。検索をして記事にたどり着く人のなかには、関連するキーワードから入ってくる人もいるためです。

たとえば、「ソファ 選び方」の記事は、「ソファ サイズ」というキーワードで検索する人にとっても有益である可能性が高いでしょう。このようなキーワードを記事に入れることで、直接「選び方」というキーワードを入れて検索していない人にも読んでもらうことができるのです。

キーワードの追加で記事の切り口が見つかることも

記事のテーマを考えるのが苦手という人にも、キーワードの追加は有効な手段です。そうすることによって記事の方向性を絞ることができるからです。

「ソファ 選び方」ではサイズや種類、素材、デザインなどさまざまな角度から展開が考えられますが、「色」というキーワードを追加して「ソファ 選び方 色」とすると、記事の切り口が生まれます。部屋のインテリアに合わせた選び方や、床の色に合わせた選び方、ラグとのカラーコーディネートなどなど。
クライアントの商品や趣旨を踏まえたうえで、ニーズの高い切り口をチョイスするとよいでしょう

SEOを理解したWebライターに

SEOは、企業の商品やサービスの購入につなげる記事を作る上で特に重要になります。適切なキーワードに基づいて記事を作ることで、購買につながったというケースも少なくありません。SEOの正しい考え方・使い方を知れば、今までなんとなく書いていたものが、読者のニーズに基づいて書くことができるようになります。Webライターとしてキャリアアップを目指してみませんか?

 

著者プロフィール

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浜田さゆり
文化女子大学卒業後、イラストレーターとして活動。その後、WEB担当者となりマーケティングのおもしろさに衝撃をうける。コンテンツマーケティングを学ぶためイノーバへ入社。ディレクターとして記事制作を担当。SEOとインサイトの研究にはまり中。

 

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