ライターの職業病?その頭痛や肩こり、「眼精疲労」のせいかも

「目がしょぼしょぼする」「充血する」といった症状が出ると目が疲れているとすぐに気づきますが、実は頭痛やめまい、肩こりといった症状も眼精疲労が原因かもしれません。ライターにパソコンは必需品なので、疲れ目は職業病ともいえます。

今回は、そんな眼精疲労の対策法をご紹介します。

眼精疲労を自覚できていますか?

疲れ目にも、目を休ませればすぐに回復する「眼疲労」と、治りにくく、より重い症状が出る「眼精疲労」があります。眼精疲労の原因はさまざまですが、近年はパソコンをはじめとするVDT (Visual Display Terminals)機器を使った作業が影響するケースが増えているのです。

こんな人は要注意!?

なかでもライターは、パソコンを使った作業が多い職業ですよね。

  • ✔休憩せず、何時間も連続して執筆することが多い
  • ✔夜間作業することが多い
  • ✔集中すると、画面を凝視してしまう
  • ✔慢性的に肩こり、頭痛などの不調に悩まされている

あくまで一例ですが、上記に身に覚えがある人は要注意です。

眼精疲労の症状はいろいろ

眼精疲労の症状として、まずは目の痛みや充血、目がゴロゴロする、チカチカする、といったものがあります。そのほか、体の痛みや慢性的な首・肩こり、めまい、不眠、食欲不振、吐き気、便秘、集中力低下などの症状が出てくることがあるようです。ひどくなると、イライラする、不安になる、憂うつな気分になるなど、メンタル面に影響が出ることも……。できるだけ早く対処しておきたいですね。

いますぐ取り入れたい「目に優しい執筆法」

では、眼精疲労を予防するための方法を6つご紹介しましょう。

1.長時間連続でパソコン作業をしない

厚生労働省のガイドラインによれば、パソコン作業(VDT作業)1時間につき、10~15分は休憩したほうがいいとのこと。また、アウトラインを考えたり、原稿を見直したりする作業は、ノートや出力した紙を使ってできますよね。意識的に液晶ディスプレイを見る時間を減らしましょう。

2.液晶ディスプレイの明るさを調整する

基本的に、購入時には液晶ディスプレイの輝度が明るく設定されていることが多いようです。手軽な方法として、コピー用紙をディスプレイの横に並べ、同じ程度の明るさに見えるように輝度を抑えるといいでしょう。机上の紙類や壁との明るさの違いもチェックを。なお、自動で明るさを調整してくれるパソコンの場合は、機能を存分に活用しましょう。

3.部屋やデスク周りの照明に気を付ける

「室内には明るい照明があったほうがいい」と思っている人もいるかもしれませんが、まぶしすぎると目が疲れてしまいます。仕事をする部屋は、極端に暗い場所や明るい場所ができないようにしましょう。

特に、使っているパソコンがグレアパネル(光沢があるタイプ)の場合、自分の姿や背後の光などを反射して目が疲れやすいようです。専用のフイルムを貼る、間接照明に変える、家具の配置を工夫するなどして対処しましょう。

4.夜間の執筆を(できるだけ)避ける

角膜を守っている涙(涙液)は、夜間には減少してしまいます。夜にパソコン作業をすると、ドライアイになりやすいのです。「夜執筆しないなんて無理!」という人もいるでしょうが、可能な範囲でスケジュールを調整したいですね。エアコンの直風が当たらないようにする、加湿器を使うといった方法もドライアイ対策になります。

5.正しい姿勢で執筆する

椅子に深く座り、正しい姿勢で作業することも大切です。液晶ディスプレイとの距離は、40cm以上が原則で、大きな画面の場合は50cm以上が目安。ディスプレイを見上げるような格好で作業をすると、目が大きく開くため乾燥の原因になります。少し見下ろす格好になるよう、高さを調節しましょう。

6.仕事以外でもなるべく目を酷使しない

ライターという職業柄、どうしても液晶ディスプレイを眺める時間は長くなりがち。そのうえテレビをよく観る、スマホをよくいじる、ゲームを長時間する、といった生活を続けていると、目や体が悲鳴をあげてしまいます。パソコン以外で目を酷使していないかも一度見直してみましょう。

楽になりたい人におすすめの対処法

では、すでに症状が辛いという人はどうすればいいでしょうか?

お風呂で目を温める

目を温めて血液の循環を良くさせる方法があります。湯船に浸かる際に、お湯で温めたタオルを目のうえにのせるのが手軽でしょう。温かくなる市販の使い捨てアイマスクもあります。ただし、炎症を起こしている場合は温めてはいけないことも。素人では判断がつきづらいため、目に明らかな炎症や変化が起きている場合は、すぐに眼科の受診をおすすめします。

目の体操・マッサージ

目の体操やマッサージをするのもいいでしょう。やり方はさまざまですが、たとえば次のような体操を推奨されるケースが多いようです。

  • おおげさにまばたきをする(目をギュッと閉じてパッと開ける)、連続でまばたきをする
  • 顔の向きは変えずに、眼球だけを上下左右に動かしたり、回したりする
  • 近くを見る、遠くを見る、を交互に繰りかえす

ぜひ、休憩時間などに取り入れてみてください。

症状が辛ければすぐに受診を!

どうしても目に負担がかかりがちなライターという仕事。自分で出来る限りの対策を講じることも大切ですが、不調が続くようであれば眼科で検査してもらいましょう。市販の目薬でなんとかなるのでは? と思うかもしれませんが、一時的に症状を抑える目薬を使い続けたために、かえって治りづらくなることもあります。眼精疲労のなかには、視力の変化や隠れた目の病気が原因のケースも……。症状が辛ければ、あまり無理をせずに、一度目の状態を専門医にチェックしてもらうことをおすすめします。

 

著者プロフィール

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藤澤佳子
リクルート『SUUMO新築マンション』編集部を経て、現在はフリーランスのライター・エディター。過去の経験と保育士、ファイナンシャルプランナーの資格を活かし、主に住宅・金融・教育関係の執筆&編集活動を行う。私生活では2児の母。趣味は断捨離とコントラバス演奏。

 

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