ヘタだってイイじゃないか! 求む、「読ませる文章」

Penyaエディターの根子です。

雑誌、新聞、パンフレットなど 主に紙媒体のライティングと編集をフリーランスで行っています。

ライター、エディター、フリーランス……。 カタカタ職業であるがゆえに、「なんだかカッコイイ」と思われがちです。

「どうしたらライターになれるんですか!?」 という質問、これまで何度受けたことでしょう。

そんなとき、私なりの答えがコレ。

「『ライターの●●●です』と名乗れば、その瞬間からあなたはライターです」

決してからかっているわけではありません。 特別な資格がいらないライターは、だれにでもなれる職業です。

原稿が真っ赤!おのれ、編集者め……

ところで、Penyaでの仕事が初めてというライターのみなさん。 編集者からの真っ赤な赤入れ原稿に、一瞬わが目を疑ったことはありませんか?

苦労して書いた原稿が、原型をとどめないほどに真っ赤になっている…。 だれにだってなれるって言ったじゃない! おのれ、編集者め……。

その恨み節、確かに届いています!

ライターは自分で名乗ったが勝ち、 だれだってなれる職業であることは間違いありません。 ただし、「なれる」と「できる」とではまったく意味が異なるように、 人に「読ませる」文章が書けるライターというのは、 そう簡単になれるものではありません。

では、読ませる原稿とはどのようなものなのでしょう。

ライターよ、「意思」を持て

校閲作業をしていると、 「読ませてくれるなぁ」という原稿に出会うことがあります。 格段に文章が優れているわけではなのに、です。

そんな原稿には、自分の言葉で語っている「意思」が存在します。 もちろん、無署名記事では「個」を出すことはできません。 客観的な事実と「一般的にはこう思われているだろう」という推測の範囲までです。

だからといって、どこかで読んだような通りいっぺんの記事には読者はつきません。 だれにも読まれない記事なんてなんの意味があるのでしょう……。

カッコよく書こう、難しい漢字を使おう……。 そんなことばかり考えていては、いつまでたっても原稿は真っ赤なままです。

取材対象や執筆テーマを、頭でなく、 ハートで整理してみることからはじめてみましょう。 つまり、情報の取捨選択を自分の意思で行うということです。 書く側に明確な意思があれば、同じテーマの原稿であっても まったく違うものになるはずです。

「個」を出さずに「意思」を示す――。 その姿勢は、おのずとして原稿に対する責任感につがるのではないでしょうか。

文章のテクニックなんて後からいくらでもついてきます。 そのためにはとにかく書いて、書いて、書きまくることです!

編集者の赤入れに負けず、どんどん新しいお仕事にチャレンジしてください。 意思が宿った「読ませる文章」を、私たち編集者は心よりお待ちしています。

 

著者プロフィール

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ねこ りょうこ
情報誌編集長を経て、現在はフリーランスのライター&エディターとして地元を中心に執筆活動中。大好物はマイケル・ジャクソンとデンゼル・ワシントン。自他とものに認める活字中毒。映画と本、娘、夫をこよなく愛するアラフォーライターです。

 

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