ライターになるには厳守せよ!「30分」「1時間」「12時間」「24時間」ルール

今日は、ライターとして求められる最低限のスキルについてのお話。

私は、約15年間、週刊誌のライターとして働いてきました。週刊誌の現場は、1分1秒を争う戦場です。ネタ出し、執筆、修正、写真セレクトなどなど。すべての作業を瞬間的にこなさねばなりません。当然、ライターには「瞬発力」「反射神経」が求められます。これが欠けているライターは致命的! レスが遅い、すぐに発想を切り替えることができないライターは、お役御免です。WEBコンテンツの制作現場とて例外ではありません。スピード感のないライターは、たちまちライバルに仕事を奪われるでしょう。

プロライターとして必須の「瞬発力」と「反射神経」。さっそく鍛えておきたいところですね。そのために心がけるべき4つのルールを紹介しましょう。

1.現場には30分前に到着せよ!

ライターにとって遅刻は厳禁。3回も犯せばクビ、ですね。取材先の相手を待たせるなんて失礼にもほどがある! そして遅刻によるスケジュールの乱れは、後々の作業に大きな影響を与えます。エディター、カメラマン、デザイナーなどのすべてのスタッフが迷惑をこうむるのです。現場には、せめて30分前には到着することを鉄のルールとしましょう。なぜ30分なのか? 山手線って突然止まったりしますよね。「西五反田」だと思っていたら「東五反田」だった! という勘違いも、あるある。突発的出来事をリカバーできるように、時間には余裕を持っておくことです。

2.電話の折り返しは1時間以内に!

クライアントなりエディターなりが、何らかの用事でライターへ電話をかけたとします。「出ない……。まぁ、待つとしよう」と待ってくれるのはせいぜい1時間。すぐに折り返さないと「レスの遅いやつ=使いにくい」と思われてしまいます。いまどき電話をかけるって、よほどの緊急案件ですよ。急ぎの要求に応えられないようではプロライターとして失格です。笑いの取れない芸人みたいにキツいです。

3. メールの返信は12時間以内に!

電話に比べると、緊急性は低いメール。とはいえ、レスが速ければ速いほど相手には喜ばれます。繰り返すようですが、雑誌もWEBコンテンツの制作も、スピード勝負。ライターに届く連絡はすべてが「緊急!」と捉えておきましょう。本当はレスが12時間後っていうのも遅すぎるくらい。どんな球も、その場でビシバシ打ち返していくぐらいの気合いと反射神経が欲しいですね。

4.原稿の修正は24時間以内に!

エディターから原稿に赤(修正指示)が入り、突き戻されたら、24時間以内には修正原稿を仕上げて返しましょう。1日、2日寝かせたっていい文章は湧いてきませんよ。赤入れホヤホヤの状態の原稿とすぐに向き合い、脳があったまっている状態で修正作業に入ったほうが、代替案が生まれやすいもの。ちなみに週刊誌のライター時代の私は、文字数を指定したレイアウト(ページデザイン)が届いたら、なるべく24時間以内に初稿を納めるように努めていました。WEBコンテンツなら「これこれこういう原稿を書いてください」とクライアントから依頼があってから24時間以内、となるかな? 執筆も修正も、基本的にはこのスタンスで取り組むといいでしょう。

ライターとして瞬発力と反射神経を鍛えるための4つのルール。かなり厳しい……と受け止められたかもしれませんが、プロとして生き残るって、生温いもんじゃありません。「ライターになりたい!」という人は世の中に五万といて、そこそこ書ける人もたくさんいて、つまりは“すぐに替えのきく”職業なんです。ライバルに差をつけ、花形ライターとして活躍したいのなら、「30分」「1時間」「12時間」「24時間」の4つのルールを徹底してください。

 

image by Daniel Lee

 

 

著者プロフィール

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藤島由希
早稲田大学を卒業と同時にライターに。以後、フリーエディター、インタビュアーとして女性誌を中心に活動。これまでの執筆媒体は『anan』『Hanako』『GINZA』『BRUTUS』など。現在はWEBディレクターとして活動中。趣味、街歩き。好きな食べ物、おにぎり。

 

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