【コワーキングスペース探訪】クリエイターに愛されるTHE TERMINAL@原宿

原宿、明治通りを北に向かって5分、ラフォーレ原宿、H&M、スターバックスコーヒー……などを通りすぎ、脇道を少し入ったところにひっそりと佇んでいるのが、今回お邪魔したコワーキングスペース『THE TERMINAL』。個人ブログでも「おしゃれなコワーキングスペース」として紹介されることが多いですが、取材スタッフ全員が「かっこいい!」「ここで働きたい!」と一目惚れしてしまうほど素敵な空間でした。

PENYA読者の皆さんにも自信を持ってオススメしたい『THE TERMINAL』とは、どんなところなのでしょうか。

クリエイターのアイデアを加速させる空間

コワーキングスペースにも、アンティークな印象を受ける場所もあれば、あえて無機質なオフィスのような作りをしている場所もあるかと思います。もちろん、人によって働きやすい空間も異なるでしょう。実際に訪れてみて、『THE TERMINAL』はクリエイターと相性が良いさそうだと感じました。集中して執筆をする、ネタを探す、心のリフレッシュをする……。こういった、ライター・エディターに必要な作業がまんべんなくできる環境が整っています。

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人気はソファ席。晴れた日は青空の下という選択肢も!

『THE TERMINAL』には中央に大きな長テーブル、壁際にソファ席、窓際にはカウンター席と、カフェのような内装になっています。うっすらと音楽がかかる空間は、本当に集中できるそうです。運営者の内藤陽一さんも「作業がはかどることは保証します!」とおっしゃっていました。
個人的にオススメしたいのが屋上です。取材の日は天気もよく見晴らしも最高! 屋上にもソファが設置されており、電源もとれるようになっています。Wi-Fiもつながるそうなので、ちょっとしたリフレッシュには最適なのではないでしょうか。灰皿も設置されているので、喫煙者には嬉しいですね。

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タバコミュニケーションからの出会いがあるかも!?

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青空の下で仕事ができます!

ファション雑誌やデザイン関係など、とにかく本がたくさん!

「記事のネタを考えなければ……」「次回の特集企画、何にしよう……」。ライターやエディターのみなさんなら、何度となく経験する生みの苦しみ。そんなとき、みなさんは何をしますか?
私の場合は、とにかく本を読みます。雑誌、書籍、業界とは関係のないものでも、何かネタは転がっていないものかと本を読みまくります。そんなわけで、本がたくさんある『THE TERMINAL』は、それだけで私にとって居心地が良いです。
原宿という場所柄もありファッション系が多めですが、今後はデザイン系の書籍も増やしていく予定とのこと。タイポグラフィの本など、個人が買うには少し高いと感じるようなもの・利用者の仕事に役立ちそうなものを、もっと増やしていきたいとおっしゃっていました。確定申告の本もあるので、フリーランスの方には助かりますね。

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雑誌を読むだけでも1日楽しく過ごせそうです。

フリードリンクなので、1日缶詰作業も可能

オリジナルローストのコーヒーやお茶などのソフトドリンクは、なんと飲み放題だそうです。フリードリンクがあるコワーキングスペースは珍しいのではないでしょうか。
軽食も販売されているので、朝から晩までここで作業をすることも可能です。そう考えると、カフェを転々として仕事をするより、コストパフォーマンスは良いかもれません。

さらに、『常陸野ネスト』ビールがドラフトで飲めるそうなので、仕事が一区切りしたらビールを飲みに立ち寄るという選択肢もありですね(ビールは有料です)。

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フリードリンクも豊富です!

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ビールを飲んだらアイデアが生まれるかも!?

Creative Cloudが入ったiMacを2台完備

クリエイターの方がフラッと立ち寄ることを想定してか、常設でiMacが6台あります。そのうち2台はAdobe Creative Cloudが入っており、マシーンが空いていれば利用者は自由に使うことができるそうです。A3サイズまでは出力可能なので、打ち合わせ前に立ち寄ってデータを最終調整することもできます。実際に、夜10時くらいにエディターさんが飛び込みでやってくることもあるそうですよ(笑)。

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ニーズから生まれた老舗コワーキングスペース

このように小洒落た感じの『THE TERMINAL』ですが、実は今年で4周年です。
今でこそ、コワーキングスペースやシェアオフィスは一般的になってきましたが、『THE TERMINAL』がオープンした2011年時点では、コワーキングスペースという存在自体が珍しい時代。スマートフォンのデザリングやカフェのFree Wi-Fiもありません。「電源がとれて、ネットに繋がる環境があると便利なのに……」といったニーズから生まれたというお話に、取材メンバー全員が納得してしまいました。コワーキングスペースの“老舗”の顔を垣間見ることができた気がします。

カフェのように気軽に使ってほしい

フリーランスの方にとってはお値段も気になりますが、その点、『THE TERMINAL』は他のコワーキングスペースに比べてリーズナブルで、短時間利用やドロップインもしやすい印象です。「気軽に入れるカフェのような雰囲気を作っていきたい」という言葉の通り、30分325円、1日最大でも2,160円という良心的な料金設定となっています。
定期的に利用している人は年会費を払っている方が多く、その場合は年会費(2,160円)と1回1,295円の支払いで1日中利用することができます。年4回以上使うのであれば、年会費を払った方がお得だそうですよ。

フリーランスでクリエイティブ系のお仕事をされている方の割合が高く、年齢も30代が中心のようです。外国人の利用が多いことも、『THE TERMINAL』の特徴だとお話されていました。黙々と仕事をされる方が多いそうで、「交流・交流」という感じにはならないというのもイイ感じ。

土日はほぼ満席になってしまうそうですが、平日はどの時間帯でも余裕があるとのことなので、「カフェだと周りの声が気になってしまう……」という方は、いっそ原宿まで出かけて『THE TERMINAL』を利用してみてはいかがでしょうか? 生産性はかなり上がると思いますよ!

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一番人気のソファ席

なんのためにフリーランスになったのか

内藤さんの話をおうかがいしていて、素敵だなと感じたのが、フリーランスの働き方に対する考え方です。ただ厳しい条件で「請負う」のではなく、クライアントのためにも自分の意見をしっかりと伝えられるようになってほしい、それができる環境を作っていきたい、と語ってくれました。
PENYAの読者の方にもフリーランスのライター・エディターの方は多いことでしょう。会社員から転身された方もいらっしゃいますよね。「自分の好きな仕事をしたい」「もっと時間を自由に使いたい」「企業ではできないことがある……」さまざまな夢を抱いて独立したことと思います。
一方で、生きていくために、厳しい条件でも仕事を受けざるを得ないという現実があるのも事実で、心が折れそうになる瞬間もあるのではないでしょうか。

そんなときに、フリーランスの厳しさを知りつつも、それを変えたいと行動を起こしている方の存在はありがたいものです。タバコ休憩をしながら、フリーランスの働き方についても熱く語り合う……なんてシーンもあるかもしれませんね。

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お話をおうかがいした株式会社スティーリー・アイド・ジャパンの内藤陽一さん

おしゃれな街で気持ちよく働こう

コワーキングスペースは相性です。だからこそ、東京を拠点とするライター・エディターのみなさんには一度『THE TERMINAL』を使ってみて欲しいと思いました。

ファッションやデザイン、カルチャー系のメディアに携わっている方はもちろん、メディアのクリエイティブに関わっている以上、ライターやエディターには大量のインプットが必要です。街を歩いて、人々を観察して、雑誌や本を手にとって、たくさんのインプットから最高のアウトプットを出す。そのための作業場のひとつとして『THE TERMINAL』を使ってみてはいかがでしょう。

もし私が『THE TERMINAL』を利用するなら、暑い時間帯は室内の長テーブル、夕方くらいからは屋上のソファでビール片手に仕事をしたいと思います。

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THE TERMINAL

JR 原宿駅・竹下口から徒歩6分

千代田線/副都心線 明治神宮前駅・出口5から徒歩5分

11:00~23:00(基本的に年中無休)

http://theterminal.jp/

 

著者プロフィール

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荒木翔子(ニックネーム:きんぐ)
大学卒業後、女性向けWEBサイトのライターからスタートし、人材会社の営業、モバイルサイトの企画など様々な仕事を経験。ディレクター陣の中ではモバイル、IT系に強い。シリコンバレーに住んでいたけれど、英語は苦手。ジャンクフードが大好物で、気づくとハンバーガー、ラーメン、焼肉を食べている。

 

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